暖かくなってくると、花粉がつらい季節を迎えます。人間だけでなく、実は、犬や猫も花粉症になります。
東京都内のあるペットクリニックによれば、毎年春になると、「散歩に行こうと外に出た瞬間、飼い犬のくしゃみが止まらなくなった」といった症状が出たペットを連れて訪れる飼い主の方々がいるとのことです。
そこで、この記事では、犬や猫の花粉症について、お話ししたいと思います。
ペットの花粉症は、飼い主の方にも知られていません。
動物病院の経営支援などを手掛ける株式会社TYL(東京都港区)が、2024年3月に、犬や猫の飼い主の方(428人)を対象として実施したインターネットでの調査によると、「ペットも花粉症になることを知っていますか」という質問に対して、46.3%の方が「知らない」と回答しました(https://pet-tyl.co.jp/2024/03/29/pressrelease-34/)。
およそ半数の飼い主の方が、ペットが花粉症になることを知らない――それが実態です。
では、ペットが花粉症になると、どのような症状が出るのでしょうか。犬と猫について、それぞれ、みてみましょう。
犬の場合、くしゃみや鼻水などのほか、皮膚が赤くなったり、腫れたりするといった皮膚炎の症状が多く見られます。人間の花粉症とは違って、皮膚に症状が出やすいのが特徴です。かいたりなめたりするうちに、出血したり、毛が抜けて肌が荒れたりして、状態が悪化することがあります。さらに、嘔吐(おうと)や下痢などの症状が見られる場合もあります。
一方、猫の場合は、犬よりも、くしゃみや鼻水などの症状が出やすく、人間の花粉症の症状と似ています。ただし、皮膚にかゆみや発疹などの症状が現れることもあります。
猫は室内飼育が多いため、窓を開けなければ花粉に触れる機会は少なくなります。
これに対して、犬は散歩で外に出ると、大量の花粉を毛に付け、家の中に持ち込んでしまいます。
ここでは、犬の散歩時にできる花粉対策を説明していきます。
花粉を落とすのに最も効果的なのは、シャンプーです。犬を散歩させると、背中側だけでなく、腹側や足の裏にも花粉が付着するからです。シャンプーを使うと、花粉をほとんど洗い流せます。水を使わないシャンプーも市販され、このタイプのシャンプーは、花粉を約8割除去できるとのことです。
ブラッシングは、玄関でしてあげましょう。
散歩の後、家の外や玄関で全身をぬれタオルやシートで拭いてあげましょう。体に付いた花粉を拭き取るペット用のウェットシートも、市販されています。
毛に花粉を付着するのを防ぐため、散歩時に服を着させるのも有効です。散歩が終わったら、家の外で服を脱がせて洗濯します。最近では、花粉に対して効果のある素材から出来た犬用の機能性ウェアも、登場しています。
花粉の飛ぶ量が多い、お昼時や午後6時前後の散歩は、できる限り避けるようにしましょう。
また、栃木県動物愛護指導センターでは、次のような気象条件の日も、花粉の飛散量が多くなるとして、注意を呼びかけています。
(https://www.douai.pref.tochigi.lg.jp/column-20240301_1/)。
・晴れて気温が高い日
・湿度が低く乾燥している日
・風が強い日
・雨上がりの翌日
花粉が多い草むらを歩かせるのも控えましょう。
草むらを避けることで、ダニなどの害虫が愛犬に付着するのも防げます。
言葉を話せないペットは、人間とは違って、自分から痛さなどを訴えることができません。飼い主の方が、できる限り早くペットの変化に気付いてあげることが大事です。「いつもと違う」と感じたら、動物病院を受診するのがよいでしょう。ペットの変化に気付いてあげるには、普段からの触れ合いや観察が重要です。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫をはじめとするペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
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愛犬や愛猫などの大切なペットが最期を迎えた際、「家族の一員として、手厚く供養したい」という飼い主の方が増えています。これは、飼い主の方が、ペットと多くの時間と空間を共有して、ペットとの心理的な距離も近くなっているため、と考えられます。
そこで今回は、ペットの供養のしかたについて、ご説明したいと思います。
ペットが亡くなった後、火葬して納骨したら終わり、というわけではありません。
ペットが亡くなったら、きちんと供養してあげることが大切です。ペットの死を悼み、亡くなったペットに感謝の気持ちや思いを伝えます。それにより、ペットは安らかに眠ることができます。納骨後は、ぜひ定期的に供養してあげたいものです。
ペットの供養は、お花やお水、ペットが生前好きだった食べ物を供えたり、お線香をあげたりするのが一般的です。
ペットを供養する時期には、特に決まりはありません。納骨してから初めて迎えるお盆やお彼岸、ペットが亡くなってから1年目の命日に供養する飼い主の方が多いようです。ペットの命日のほか、お盆とお彼岸に供養してあげるとよいでしょう。
ペットが亡くなった日は、何年たっても、飼い主の方にとって特別な日に違いありません。1年に1度めぐってくる命日[祥月(しょうつき)命日]には、ぜひ供養してあげましょう。
お盆に、亡きペットのために供養してあげたい、という飼い主の方も増えてきています。お盆は本来、人間の祖先の御霊(みたま)をなぐさめる行事ですので、ペットには直接関係のないものです。お盆に、ペットの供養のために、本格的に何かをする必要はありません。あまり堅苦しく考えず、飼い主の方の思うままに、ペットとの再会を楽しむつもりで過ごされるとよいでしょう。
春と秋のお彼岸は、命日と同じように、亡くなった方をしのび、敬う期間です。ペットが亡くなってから意識するようになった、という飼い主の方もいます。お彼岸のペットの供養には、決まった飾りつけは必要ありません。お墓や仏壇を掃除したり、お花やお水、好物などをお供えしたりしてあげるとよいでしょう。
次に、納骨法ごとに供養のしかたを見ていくことにしましょう。
自宅の棚などに骨壷(こつつぼ)と一緒に、ペットの写真、食べ物、お水やお花を供えたり、お線香をあげたりして供養します。おりんや供物皿、水入れ、線香皿、ろうそく立て、花立てなどの供養アイテムや仏具を用意するとよいでしょう。ペット専用の仏壇もあります。
供養のしかたには、明確な決まりはありません。飼い主の方の気持ち次第です。ご自身が納得できる形を実現してください。
個別墓地での供養は、基本的に人間と同じです。お墓にお花を飾ったり、お線香をあげたりして供養します。お花は、造花でも構いません。というのは、生花は、特に夏場に、すぐにしおれたり、枯れてしまったりすることがあるからです。多くのペット霊園では、食べ物を供えることも可能です。ただし、お供えした食べ物は、腐敗したり、カラスなどの動物に食い散らかされたりするおそれがあります。食べ物をお供えする際は、あらかじめペット霊園に確認しておくのが賢明です。
個別墓地の場合は、共同(合同)墓地とは違って、契約している墓地の区画内は、飼い主の方が自ら掃除する必要があります。スケジュールの都合により後片付けに行けない、遠方に住んでいるため頻繁には出向けないといった事情がある場合には、ペット霊園のスタッフが対応してくれる場合があります。こちらについても、事前にペット霊園に確認しておくとよいでしょう。
個別に供養できない場合は、ペット霊園が開催する慰霊祭や供養祭に参列されてもよいでしょう。
多くのペット霊園では近年、春・秋のお彼岸の時期などに年に数回、慰霊祭や供養祭を開催しています。その内容は主催者によって違いはあるものの、通常、たくさんのお花を飾った大きな祭壇の前で、僧侶による読経、参列者による焼香、僧侶による記念の法話へと進みます。
慰霊祭や供養祭では、似通った心情と境遇に置かれた飼い主の方々が一堂に集まって、亡くなったペットに思いをはせます。こうした場を通して、ペットとの思い出を共有することにより、飼い主の方は気持ちの整理がしやすくなります。また、ペットの死を実感することで、ペットロスの緩和にもつながります。
いずみペット霊苑においても、年に2回(通常、3月と10月)、合同慰霊祭を開催しています。いずみペット霊苑は、火葬したら終わりではありません。火葬後も、飼い主の皆さまのペットに対する思いを届ける場を提供することで、心のケアができるよう、飼い主の皆さまに寄り添います。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
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ペットには、人間とは違って、公的な医療保険がありません。そのため、医療費は全額、飼い主の自己負担となります。犬や猫の医療費は、高額になることが珍しくなく、見過ごせません。こうした経済的な負担を減らすには、ペット保険への加入も選択肢の一つです。ペット保険に加入することにより、ペットを動物病院に連れていくハードルが下がりますので、病気を見つけやすくなるなどのメリットもあります。
そこで、今回の記事では、ペット保険の仕組みや注意点などについて、ご説明したいと思います。
一般に、犬は7歳から、猫は11歳から、シニア期に入るといわれます。
ペット保険の新規加入には、7歳や12歳までといった年齢制限がある商品がほとんどです。ですので、シニアになってから加入しようと先延ばししないようにしましょう。
ペット保険の掛け金は、ペットの年齢に応じて上がるのが一般的です。ただし、商品の中には、掛け金の引き上げが3歳ごとであるプランや、10歳以降の掛け金は一律(据え置き)というプランもあります。
ペット保険は、ペットの通院・入院・手術にかかった医療費の一定割合の補償が基本です。かかった診療費や治療費に対する補償の割合は、プランにもよりますが、50%か70%が一般的です。例えば、診療費が1万円の場合、補償割合70%のプランであれば7000円を補償、飼い主の方は3000円を自己負担します。
通院や入院、手術に対して1日あたりに支払われる保険金の限度額のほか、年間支払限度額、支払回数の制限がある保険もあります。この場合、限度額などが大きいプランほど安心です。
また、ペットが病気やケガにより保険期間中に死亡した場合に、飼い主の方が負担した火葬や葬儀などの費用を補償する特約を設けた商品もあります。
病院の窓口でペット保険の保険証を提示して、補償額が引かれた金額(飼い主の方の自己負担分のみ)を支払う「窓口精算型」の商品が便利です。
窓口精算できない商品は、いったん全額を立て替えて、後日、領収書や書類を保険会社に送り補償額を請求します。
ただし、前者の「窓口精算型」は、後者の「立替請求型」と比べて、手間がかからない分、保険料が高くなる傾向があります。
いくら大切なペットとはいえ、家計に多大な影響を及ぼすほどの掛け金を支払うというわけにはいきません。
ペット保険に加入する前に、ペットの生涯で支払う保険料がトータルでいくらかかるのかをシミュレーション(試算)する必要があります。
例えば、保険の価格などの比較サイト「価格.com 保険」(https://hoken.kakaku.com/pet/)では、「ペット種類(犬または猫)」、「品種・体重」や「年齢」を指定することで、ペット保険の保険料のシミュレーションができます。
食事や飼育環境の改善などによって、犬も猫も、平均寿命が延びています。ペットは、年齢が上がれば上がるほど、医療費もかかります。ペットが長生きすると、保険未加入の場合、医療費が100万円を超えることも珍しくありません。こうしたことから、ペット保険を長く加入し続けたときの負担も考えておく必要があります。ペット保険の加入を検討する際は、ペットの種類や年齢だけでなく、家計にも見合った商品を選びたいところです。
ペットが亡くなった場合、加入しているペット保険は、解約の手続きをします。日割り計算が適用されて保険料がかかる場合もありますので、解約手続きは早めにしておくのが賢明です。
ペット保険によっては、ペット保険会社から、死亡を証明するもの(例えば、獣医師が交付した死亡診断書、ペット霊園が発行した領収書)の提出を求められる場合があります。ペット保険の解約手続きに際しては、契約内容などを確認すること、ペット保険会社に問い合わせることを怠らないようにする必要があります。
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介護施設や医療機関において、犬などの動物と触れ合う「アニマルセラピー」を活用する動きが広まっています。リラックスしたり、楽しい気持ちになったりするだけでなく、認知症予防や病気の治療に前向きにさせる効果などが期待されるためです。
そこで本記事では、アニマルセラピーの具体的な内容や効果をご紹介したいと思います。
「アニマルセラピー」とは、動物と触れ合うことによって人間に癒しを与えることです。
ペットが安心してくつろぐ姿を目にすると、ペットの飼い主の方も、安心して心が穏やかになります。また、ペットをなでると、気持ちよい感触で癒されます。
このようなペットが飼い主の方にもたらす癒しの力を、飼い主の方以外の人たちにも分かち合おうと、アニマルセラピーという形でその機会が提供されています。
動物が介在することで、人間の体を健やかに、心を幸せにして、人や社会とのつながりを築くことが、アニマルセラピーの主な目的です。
アニマルセラピーは現在、医療や介護、教育など、さまざまな分野で活用されています。
アニマルセラピー活動は、目的などにより、おおまかに次のように分けられます。
動物と触れ合うことにより楽しい時間を共有、レクリエーションとして楽しんでもらうことを目的とする活動です。一般に、アニマルセラピーと呼ばれる活動の多くは、このタイプです。高齢者施設やグループホーム、ホスピスなどで行われています。動物がいるだけで笑顔や会話が増え、和やかな気分や雰囲気となります。
人間の医療の現場で行われる代替医療の1つです。医療従事者が、機能や病状の回復を図るために、治療を受ける方に合わせた明確な治療目標を設定したうえで、適切な動物とボランティア(ハンドラー)を選択。ハンドラーは、医療従事者の立てた計画に沿って、動物をハンドリングします。治療後は、治療効果を評価します。
動物と暮らしたことのない子どもたちに、動物との正しい接し方を体験学習したり、命の大切さや思いやりの心を育んだりしてもらうために、小学校、幼稚園や保育園などを訪問して行われる活動です。人間の脳がさまざまなことを一番吸収しやすいのは、10歳ごろまでとされています。そうした時期に動物と触れ合う機会を持つことにより、子どもの知能や社会性を育てる、という教育効果も期待できます。
虐待などの被害を受けた子どもが、自分の受けた経験について、安心して、司法関係者や医療従事者などに話せるよう手助けをするために特別に認定され、派遣されるのが付添犬(つきそいけん)です。付添犬は、事情聴取などで自分のつらい体験を思い出すことで、さらなるトラウマを抱えないように寄り添い、精神的にサポートします。2020年7月には、関東の地方裁判所において被害者の子どもが刑事裁判の公判で証言する際、初めて付添犬の同伴が認められました。
発語に課題を抱える子どもの読み聞かせ相手として、「読書サポート犬(読書介助犬、読書教育支援犬)」もいます。たとえ読み間違えたり、つっかえたりしても、犬はそれを指摘せずに、寄り添い、聞き役に徹してくれるため、子どもは気兼ねなく本を読め、安心感や自己肯定感が芽生えます。欧米には、図書館に常駐して働く読書サポート犬もいるそうです。日本の図書館などでも近年、読書サポート犬の活動は広がりを見せています。
アニマルセラピーがもたらす主な健康効果は、次のとおりです。
高齢者の方は、運動不足になりがちです。しかし、セラピー犬と接することで、セラピー犬との散歩が楽しみとなります。定期的に体を動かすことにより、病気のリスクを低下させ、健康増進につながります。また、外で日を浴びてセラピー犬と散歩すれば、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が促進。心身のリフレッシュにもなります。その結果、認知症の予防も期待できます。
例えば、脳血管障害により手が不自由になった高齢者の方が、セラピー犬をなでようと不自由なほうの手を伸ばすことで、リハビリ効果につながります。
また、言葉がうまくしゃべれなくなった高齢者の方が、セラピー犬に「お座り」などの指示を出して、セラピー犬がそれをできた時に褒めたり、セラピー犬の名前を呼んで話しかけたりすることにより、言葉の回復につながります。
セラピー犬に触れていると、どんな人も思わず笑顔になります。人間は、笑うことにより、快楽をつかさどる物質の1種であるエンドルフィンが脳内で分泌され、ストレスや痛みから解放されて、幸せな気分になります。
また、セラピー犬に話しかけたり、セラピー犬を介してアニマルセラピストと話したりすることで、心がオープンになる、という精神的な効果もあります。
緩和ケア病棟のがん患者がセラピー犬との触れ合いを通じて、看護師とのコミュニケーションが円滑になったとの報告もあります。
また、NPO法人 日本アニマルセラピー協会の大村敬氏によれば、初めてセラピー犬に接した高齢者施設の入居者の方が、セラピー犬が介在することで、アニマルセラピストとも初対面であっても、まるで昔からの顔なじみであるかのように会話が弾むそうです(日本義肢装具学会誌. 2022, vol. 38, no. 4, p. 285-291)。さらに、セラピー犬とアニマルセラピストが施設を定期的に訪れることにより、セラピー犬との触れ合いを通して、アニマルセラピー参加者間のコミュニケーションも生まれます。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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近年、ペットに対する意識の変化などから、さまざまなペット専用メモリアルグッズが登場しています。ペット向けのメモリアルグッズは、種類が多いばかりでなく、デザインも豊富です。仏具を中心に、マンションやモダンなインテリアにも合うような商品が、人気を集めています。
そこで本記事では、ペットの最新メモリアルグッズをご紹介したいと思います。
「天使のたまご製作キット」は、ブラッシングで集めたペットの毛を利用して、美しいインテリアを手作りできるキットです。大倉製作所(新潟県燕市)の一ブランドとしてペットメモリアルグッズを企画・販売する「凛(りん)としておだやかに」が開発しました。
同社は、ペット用メモリアルグッズの商品開発の過程で、ブラッシングで集めたペットの毛や爪、ひげなどを保管する飼い主の方が多いことに注目。加えて、ペットの毛を丸めておもちゃに利用している様子を伝えるSNSの投稿からヒントを得て、商品化にこぎ着けました。
「天使のたまご製作キット」を考案した同社社員の方は、「ペットがまだ元気なうちに、本商品を通じてペットとの思い出を形に残すことで、ペットの終活を考えるきっかけを提供したい」と話します。
飼い主の方は、ブラッシングで集めたペットの毛(50gほど)を直径5センチ程度に丸めます。苔玉(こけだま)盆栽のように丸めた毛玉の上にドライフラワーを飾って、高さ約15センチのポリプロピレン製の卵形カプセル(ケース)内に収めます。
キットは、卵形カプセルとドライフラワー、カラーサンド、羊毛フェルトニードル、接着剤などがセットになっています。
本商品の売り上げの一部は、保護猫・保護犬活動の費用として、動物保護団体などに寄付されます。本商品を購入することで、社会貢献にもつながります。
※詳細は、こちらをご覧ください。
https://ten-rin.com/?pid=178597548
1969年の創業以来、テディベアを作り続けて半世紀以上の老舗ぬいぐるみメーカー・プティルウ(大阪府泉佐野市)が、ペットを亡くした悲しみを和らげるお手伝いができればという思いを込めて、「プレイ(pray:祈り)ベア」を販売しています。
ふわふわとした素材から出来ている「プレイベア」は、ペット用の一般的な位牌(いはい)や仏具などとは違って、触り心地がよいため、心を落ち着かせ、癒しの効果をもたらします。寂しい時にはギュッと抱きしめたり、なでながらお話をしたりすることで、ぬくもりを感じられます。部屋に置くだけでも、亡くなったペットがいつもそばにいるような安心感を与えてくれるテディベアです。
「プレイベア」の胴体部分には、空をイメージしたブルーのTシャツを着せ込み、それにペットの写真をプリントしてくれます。また、「プレイベア」の足裏にも、ペットの名前をプリント。両手の内部には、小さな手を合わせやすくするために、マグネットが埋め込まれています。「プレイベア」の着ているTシャツと足裏のプリントは、プティルウの専門スタッフが一つ一つ丁寧に手作業で施しています。
※詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.ptl.co.jp/c/griefcare/praybear
ペット用の一般的な骨壺(こつつぼ)は、その見た目から、冷たく悲しいイメージがあります。そのため、どうしても「死」を連想してしまいがちです。
これに対して、中島石材(東京都江戸川区)が販売する「供養木箱 木霊(こだま)」は、天然秋田杉を使用しているため、見た目に温かく優しいイメージを与えます。
見た目だけではありません。品質にもこだわって作っています。
「供養木箱 木霊」は、木材を扱って40年以上の熟練職人が手作りしています。材料は、合板や集成材ではなく、樹齢200年以上の貴重な天然秋田杉の無垢(むく)材を厳選して使用。天然秋田杉の特徴である目の詰まった柾目(まさめ)の木目が目立つように、化学塗料を一切使わず、表面は丁寧に磨いて仕上げています。上品な見た目とともに、優しくやわらかな手触りを感じられます。
「供養木箱 木霊」は、基本的に、パウダー状にした(粉骨加工した)ペットのご遺骨を納めるために作られています。パウダー状にすることで、ご遺骨をコンパクトにできます。また、同商品のデザインは、無駄をそぎ落とすことにより、至ってシンプル。そうしたことから、同商品は、自宅の部屋などの空間に違和感を与えず、置く場所を選びません。
なお、ご遺骨の量が少ない場合や、分骨する場合には、ご遺骨を必ずしもパウダー状にする必要はありません。
同社は、2024年9月に、ペット専用ECサイト「ペット手元供養ショップ陽だまり」を開設。「供養木箱 木霊」は、同サイトを通じて購入できます。
※詳細は、こちらをご覧ください。
https://hidamari.nakajima-sekizai.com/?pid=178905317
ペット用のメモリアルグッズは昨今、多様化しています。商品選択の幅が広がったともいえます。ご自身のセンスや生活スタイルなどに合わせて、大切なペットにふさわしい商品を選んでみてはいかがでしょうか。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。「いずみペット霊苑」は、位牌、ペット用仏壇、メモリアルカプセルなどのメモリアルグッズも各種取りそろえ、皆さまをお待ちしています。
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日本では、多種多様な生き物が、ペットとして又はふれあい利用を目的として、飼われています。最近では、モモンガやフクロウなどの野生動物がペットとして人気があります。
わが国は、年間40万頭もの生きた野生動物を世界各地から輸入しています。それらの中には、絶滅が心配されている動物種も少なくありません。
そこで本記事では、ペットとして野生動物を飼う際の注意点について、WWF(世界自然保護基金)ジャパンのWebサイト「エキゾチックペットガイド」(https://www.exoticpetguide.org)を参照しつつ、ご説明したいと思います。
野生動物の場合、犬や猫などとは違って、ペットショップなどの販売事業者からさかのぼって由来を特定するのは非常に困難です。これは、血統書(血統証明書)などの出生を証明するシステムが確立されていないことに加え、出身地からペットショップに至るまでの間に、さまざまな国の業者や、複数の航路・空路を経て取引されることが多いからです。その複雑な流通ルートが故に、追跡が難しく、トレーサビリティー(追跡可能性)が確立されていません。トレーサビリティーが確立されていない野生動物の個体は、適切な健康診断やワクチン接種、検疫を受けていない可能性が高いため、未知の病原体を保有しているおそれがあります。
このような「どこから来たのか分からない動物」をペットとして購入する場合、大きなリスクがあることを事前に認識しておく必要があります。
一部の動物は、輸入や取引、飼育そのものが、条約や法律によって禁止・制限されています。
野生動物の中には、絶滅が懸念されている種も少なくありません。そのような動物の保護を目的として、ワシントン条約※1という国際条約が定められています。同条約では、野生動物の種を絶滅リスクのレベルに応じてカテゴリーに分けています。「国際取引を規制しなければ絶滅する可能性があると懸念されている動物」というカテゴリーに分類されている動物が最も多く、その中には、日本でペットとして取引されている動物も多数含まれています。このカテゴリーに属する動物は、商取引のための輸出・輸入は可能ですが、それには、輸出国政府が発行する「輸出許可書」が必要となります。
また、人間と動物に共通して生じる感染症を予防する観点から、動物の輸入を規制している法律(感染症法※2、狂犬病予防法)もあります。これらの法律では、例えば、人間に感染症を引き起こす危険性の高いサルやコウモリ、プレーリードッグなどをペットとして飼育する目的での輸入が禁止されています。
※1 ワシントン条約の正式名称は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」です。
※2 感染症法の正式名称は、「感染症の予防及び感染症の患者にする医療に関する法律」です。
野生動物は、ペットとして長い歴史のある犬や猫とは異なり、人間との生活になじんでいません。そのため、ペットとして決して飼いやすいとは言えません。
例えば、ペットとして人気のあるコキンメフクロウは、専門家によれば、攻撃的で神経質な一面があるとのことです。なれさせようとするには、一定の知識と技術、経験が必要ですので、決して飼育しやすい動物ではありません。
また、飼い主の方によってSNSでかわいらしい姿が拡散されたり、直接触れ合えるカフェが登場したりして人気を集めているコツメカワウソは、鋭い歯と強いあごを持つため、かまれると大けがをする場合があります。飼育下における適切な餌は、まだ分かっていません。広い飼育スペースと十分に泳ぎ回れる環境の確保も必要です。そうしたことから、コツメカワウソは、家庭での飼育には不向きと言えます。
ここまで、野生動物をペットとして飼うときの注意点を説明してきました。このような注意点を十分に理解したうえで、野生動物ペットの飼育を検討しましょう。
購入の際は、次に示す項目をペットショップに確認することが必要です。
飼おうとしている動物が、
・野生で絶滅の危機に瀕(ひん)していないか
・条約や法律・条例によって輸入、販売や飼育が規制されていないか
・「繁殖個体(飼育下繁殖)」や「CB(Captive Bred)」といった表示は、本当にそのとおりなのか
・日本のペットショップへどのようなルートでやって来たのか
・密猟されたか、密輸された個体ではないか
…など
です。
購入をお考えの動物がペットショップで売られているからといって、安全、安心とは限りません。そのペットショップが法律を守って誠実に取引しているのか、そもそも、その動物が販売されていること自体がおかしくないのかをしっかりチェックしましょう。安全性や合法性が確認できない野生動物ペットは、購入を控えるのが無難です。
また、WWFジャパンのWebサイト「エキゾチックペットガイド」(https://www.exoticpetguide.org)を参照されるのもよいでしょう。
なお、既にペットとして飼われている野生動物につきましては、動物由来感染症のリスクがないとも限りませんので、適切な衛生管理下で、亡くなるまで責任を持って飼育する必要があります。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫をはじめ、ハムスターやリス、小鳥、ウサギなどのペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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伊達政宗のおばの大乗院は、夫と子の亡き後に女城主として、おいの政宗に徹底的に抵抗します。やがて、政宗との対戦を決意した大乗院は、家臣や領民たちと共に伊達軍を迎え撃ちます。
なぜ、血縁関係にある2人が戦わなければならなかったのでしょうか。今回の記事では、伊達政宗と大乗院との因縁の対決、おいによって狂わされたおばの生涯について、ご紹介します。
大乗院は、阿南の方(おなみのかた)ともいい、伊達政宗の父・輝宗の姉ですので、政宗にとっては実のおばにあたります。政略のために須賀川城(現在の福島県須賀川市)の城主・二階堂盛義に嫁ぎましたが、夫と息子たちに先立たれます。
気丈で、家臣からの信望も厚かった大乗院は、自ら城主となって、二階堂家を率い、須賀川の地を治めることになります。
その頃の東北地方では、おいの政宗が、奥州統一の野望を抱き、南奥羽へその勢力を拡大しようとしていました。1589年(天正17年)、政宗は、黒川城(現在の会津若松城。福島県会津若松市)の城主・蘆名(あしな)氏を滅ぼした後、その余勢をかって須賀川への進出をもくろみます。政宗は、さすがに実のおばを討つ気にはなれず、二階堂家の家臣を通して、大乗院に和睦を求めましたが、大乗院はそれに応じませんでした。
1589年10月10日の夜、政宗の計略を知った二階堂家の家臣や領民たちは、松明(たいまつ)をともして、須賀川の町の丘に集まってきました。「自分たちも須賀川城を守るために戦う」という意思を、城主の大乗院に示したのです。それを見た大乗院は、城中に家臣や町民を集め、おいの政宗と戦うことを伝えます。これに対して、二階堂家の家臣の1人が政宗への降伏を勧めます。しかし、大乗院は、政宗が攻撃した黒川城の先代城主・蘆名盛隆が大乗院の嫡子だったこと、政宗に滅ぼされた当時の城主・蘆名義広が大乗院の孫婿だったことなどから、政宗に降伏することをよしとはせず、籠城して伊達軍と戦うことを決意しました。
同年10月26日未明、政宗は大軍を率いて須賀川に侵攻します。伊達軍は、八幡崎口(はちまんざきくち)と雨呼口(あまよばりぐち)の2方向から猛攻撃をかけました。これに、二階堂軍も必死に防戦します。八幡崎口では、二階堂軍の須田美濃守や竹貫中務少輔(たかぬきなかつかさしょうゆう)らが伊達軍を迎え撃ちました。中務少輔家臣の弓矢の名手たちの活躍により、伊達軍は大きなダメージを受けます。もう一方の雨呼口では、二階堂軍の攻撃により伊達軍は敗走寸前まで追い込まれますが、政宗の側近で猛将として知られる伊達成実(しげざね)が最前線に出て戦うなどして、何とか形勢を立て直します。
一進一退の攻防が続くなか、二階堂家家老の1人だった守屋筑後守(もりやちくごのかみ)は、かねてから政宗と内通していたため、この機に乗じて決起しました。家臣に命じて、須賀川の町に火を放たせます。烈風にあおられ、町中は火の海と化しました。須賀川城も、多くの家臣と共に炎に包まれ、落城の悲運を迎えました。
支城の八幡崎城での戦いは、最大の激戦となりました。本城が落城した後も、二階堂家の兵は八幡崎城に踏みとどまって必死に抵抗するものの、ついに討ち果たされます。
こうして、鎌倉時代から400年間、南奥州の雄として権勢を誇ってきた名門・二階堂家は、幕を閉じたのでした。
須賀川城の落城が決定的になると、城主・大乗院は、裏切り者の守屋筑後守の妻子を刺して自身も自害しようとしましたが、家臣たちに制止されます。このとき、政宗は、家臣を遣わして、おばと侍女たちを救い出します。その後、政宗は、杉目(すぎのめ)城(現在の福島市)内に住居を与えておばを保護しました。そこでは、大乗院は、伊達家から出された食事には一切手をつけず、侍女の作った食事しか取らなかったそうです。大乗院のもとには、伊達家からお付きとして10人ほどの武士が送り込まれていました。しかし、付侍たちは、処刑されます。これに憤りを覚えた大乗院は、杉目城を去ります。
大乗院は各地を転々とした後、同盟者だった佐竹氏を頼って、常陸(現在の茨城県)の地へと身を寄せました。常陸では、佐竹家が用意してくれた屋敷で12年間、静かな余生を過ごしました。
その後、1602年(慶長7年)、佐竹氏の秋田転封に伴い、大乗院も秋田へ向かう途中、病に倒れ、思い出の地・須賀川の長禄寺(ちょうろくじ)において波乱万丈の生涯を閉じたのでした。長禄寺境内の墓所には現在、彼女のお墓と大きな五輪塔とが並んで立っています。
須賀川市では、毎年11月の第2土曜日に、須賀川城の戦いで亡くなった人々の霊を弔うため、「松明あかし」という火祭りが開催されています。日本三大火祭りの1つにも数えられる「松明あかし」は、二階堂家の戦死者だけでなく、伊達家の戦死者を含めて、鎮魂の思いを込め、市役所の東側にある五老山で行われています。
戦国の世に須賀川では悲運がありましたが、大乗院の生きざまは、人々の心に深く刻まれ、今日まで語り継がれています。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
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現在、さまざまな調査機関が、ペットにまつわる調査を実施して、その結果を公開しています。調査結果からは、飼い主の方の行動や心理状態、考え方などに関する傾向が見えてきます。
当サイトでは、そうした調査結果を公開後できる限り早いタイミングで、ご紹介しています。
今回は、マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティングが2024年10月に実施した「ペットに関する調査(2024年)実態編」の結果をご紹介します。この調査では、宮城県を含む日本全国に在住する20歳~69歳の男女5000人の方を対象に、ペットに関わる実態や意識、行動などをインターネット上で聴取しました。
調査時点でペットを飼育している方(以下、「現飼育者の方」ということもあります。)は、21.3%いました。過去に飼育していたが、調査時点で飼育をやめている方は、25.7%でした。47.0%の方が、ペットの飼育経験がありました。
調査時点でペットを飼っている方に対して、ペットを飼うようになった理由を尋ねると、「家族が飼いたがった、もらってきたので」が26.7%と最も多く、「癒し・安らぎが欲しかったので」が26.0%、「一目見て気に入って」が20.4%という結果となりました。
次に、ペットを飼っていることのメリット(良いこと)を聞いたところ、「癒される」が69.0%と最も多く、これに「楽しい」が45.7%、そして「家庭内の会話が増える」が37.0%と続きました。先のペットの飼育理由においても回答数が多かったように、飼い主の方は、ペットに癒しや安らぎを求めていることが分かります。
犬と猫とを比べると、特に、犬の飼育者の方のほうが、猫の飼育者の方よりも「コミュニケーションの輪が広がる」点と、「生活が規則的になる」点でメリットを感じているようです。これは、犬が人とコミュニケーションを取りやすいこと、そして、散歩を通して生活のリズムが安定しやすいことなどが要因として考えられます。
さらに、ペット関連サービスの利用状況も聞きました。
その結果、調査時点で犬を飼育されている方が利用しているサービスは、「かかりつけ獣医のいる病院」が68.5%、「トリミング・美容関係」が55.1%、「健康を考えたペットフード(原材料や無添加などにこだわっているフード)」が46.0%、そして「ペット保険(入院・通院・手術など)」が44.0%と多くなっていました。また、猫の飼育者の方で多く利用しているのは、「かかりつけ獣医のいる病院」が62.7%、次いで「健康を考えたペットフード」が41.3%でした。
調査時点では利用していないが、将来利用したいまたは利用する予定のペット関連サービスについても調査しました。
その結果、犬・猫の現飼育者の方の4割近くが「お墓・供養・お葬式」のサービスを挙げています。また、「ペットホテル・一時預かりサービス」は、犬の現飼育者の方の30.2%、そして「留守番見守りカメラ・自動餌やりなどのIoTツール」は、犬・猫の現飼育者の方の25%前後が、利用する意向または予定のあることが分かりました。これらの3種類のサービスは、調査時点で利用している方が20%に満たないことから、今後、利用されるケースが増えていくと予想されます。
最後に、過去に飼っていたペットが亡くなった後、ご遺体をどのようにして葬ったかを聞いた結果をご紹介したいと思います。
結果は、「敷地内の土に埋めた」が31.9%と最も多くなりました。次いで、「火葬し、遺骨はペット専用お墓に埋葬した」が23.3%、「火葬し、遺骨は自宅において供養している」が22.0%となりました。この結果から、ペット飼育経験者の方の半数近くが、ペットの火葬を経験していることが分かります。
自宅の庭などの自分の所有地に穴を掘ってペットのご遺体を埋めてお墓をつくること自体は、違法ではありません。かつては、一般的な葬り方でした。ただし、ペットのご遺体を埋葬したことにより、悪臭が発生するなどして他人に迷惑をかけてしまった場合には、法律上の問題になりかねません。また、土中に埋葬すると、ご遺体に存在する病原菌による感染や土壌汚染の恐れもあります。そうしたことを背景に、現在では、ペットが亡くなった後、火葬して供養する飼い主の方が多くなっています。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫をはじめ、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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【参考文献】
・クロス・マーケティング社のニュースリリース. “ペットに関する調査(2024年)実態編”. 2024-10-29.
https://www.cross-m.co.jp/file/news_release_20241029_1.pdf
ペットが亡くなる直前、ペットがいつもと違う行動を取ることがあります。例えば、急に元気を取り戻したかのような動きをするといった行動が挙げられます。これは、ペットからのお別れ行動(ELE:End-of-Life Experience)と呼ばれるものです。ペットが飼い主の方に向けて、感謝や別れなどの気持ちを伝えようとしているとも考えられています。
他方で、死が近づいてきたペットが、飼い主の方を避ける行動もあります。
今回は、ペットと飼い主の方への総合的ケアについての啓発活動を続けるサニー・カミヤ氏の近著『ペットの命と生きる本 ペットロスを乗りこえるためのトライアングルケア』(緑書房発行)を参照しつつ、ペットからのお別れ行動をご紹介したいと思います。
犬は、うれしいときや興奮したときに、鳴いたりしっぽを振ったりします。死期が近づいてきた時にも、同じような行動を取ることがあります。
例えば、ペットは、亡くなる直前に、
・急に元気を取り戻したかのような動きをする
・飼い主の方の目をじっと見つめる
・それまでは人と触れ合うことを嫌っていたのに、自分からすり寄ってきた
・寝たきりの状態だったが、飼い主の方の手をペロッとなめてきた
・容体の重さから考えると、立ち上がれないはずなのに、自分の足で立って排せつした
といった、いつもとは違う行動を見せることがあります。
これらの行動は、ペットが飼い主の方に対して、最後のあいさつをしたり、感謝や別れの気持ちを伝えたりしようとしているとも考えられます。
プロスケーターの浅田真央さんは、2024年7月に、19年半連れ添った愛犬・エアロを亡くしました。浅田さんとCMで共演したことでも有名なトイプードルのエアロは、人間でいうと94歳の長寿でした。エアロが亡くなるわずか6日前、浅田さんは自身のSNSに、勢いよく跳ねるエアロの姿を撮影した動画を投稿していました。浅田さんの目の前で、エアロがぴょんぴょん跳ねて見せたのは、浅田さんに向けたエアロなりのお別れ行動だったのでしょう。
エアロが亡くなった後、浅田さんは、エアロの遺毛を指輪に仕立て上げました。この指輪を付けることで浅田さんは今も、エアロと一緒にいます。
反対に、自らの死が近づいてきたことを悟ったペットが、飼い主の方を避けるケースもあります。
死が近づくと、ペットは、
・悲しみに暮れる飼い主の方の姿を見たくない
・弱った自分の姿を見せれば、飼い主の方は悲しむ
などと感じることにより、自ら飼い主の方から距離を取ることもあります。このような行動も、死の直前にペットが取るお別れ行動の1つでしょう。
死が近づいてきたペットが前述したような行動を取るのは、動物に本来備わっている野生の本能から他者に弱みを見せるのを嫌うため、ともいわれています。一方で、飼い主の方の気持ちをまるで自分のことであるかのように受け止めてしまうのが原因であることも少なくありません。
さらに、ペットが亡くなった後、残されたペットや新しく迎え入れたペットが、不思議な行動を見せることがあります。例えば、残されたペットや新たに迎え入れたペットが、
・亡くなったペットの仏壇に向かって鳴く
・飼い主の方のもとに、亡くなったペットがお気に入りだったおもちゃを持ってくる
・亡くなったペットの骨壺(こつつぼ)や写真に特別な関心を示す
・何もない方向を見つめる
といったことがあります。
このような行動は、飼い主の方からすると、怪異な現象に映るかもしれません。残されたペットや新たに家族となったペットは、動物特有の感知能力を通して、私たち人間には分からない何かを感じ取っているのでしょう。亡くなったペットが実は飼い主の方のすぐ近くにいることを知らせてくれているようにも思えてきます。
今回紹介してきたペットが見せる不思議な行動の多くは、理屈では説明がつきません。非科学的と考える人がいても、おかしくはありません。
しかしながら、すべての行動について説明する必要も、科学的に解明する必要もないと思います。まずは、起こったことを事実として素直に受け止める。そして、ペットが最期まで懸命に生き抜き、飼い主の自分に向けて深い愛を伝えてくれた、と感じることが大切なのではないでしょうか。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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わが国は、毎年のように、大きな地震や水害などによる被害に見舞われています。
災害が起こったときに最初にすることは、飼い主の方自身とそのご家族の安全確保です。しかし、ペットの安全確保についても、普段から考え、事前に備えておく必要があります。
2016年4月に発生した熊本地震の際に、熊本市内で動物病院を開業する獣医師・徳田竜之介氏は、避難所を設けてペット同伴の被災者の方を受け入れるなどの活動に当たりました。徳田氏は、地震での経験から、災害に備えた5か条を提唱しています。
今回は、徳田氏が考案し全国に広がりを見せている、ペットを守るための合言葉「ペット防災“か・き・く・け・こ”」に基づき、犬・猫を中心としたペットに関する災害に備えた平時の対策(事前対策)について、ご説明します。
では早速、災害に備えペットを守るための合言葉「ペット防災“か・き・く・け・こ”」の「か」から、元気よくスタートしてまいりましょう。
避難時には、犬や猫が苦手な人とも一緒になります。2009年に千葉県が実施したペットの飼養実態調査によると、犬が嫌いな人は千葉県民の約1割、動物アレルギーの人も同程度いるとのことです。動物に慣れていない方にとっては、動物の鳴き声や臭い、抜け毛などが不快感に直結することがあります。また、アレルギーや感染症のリスクに対する懸念も、ストレスの一因となり得ます。
したがいまして、飼い主として、「他人に配慮する」という最低限のマナーを守ることが大事です。
次に、「き」です。
猫の場合はキャリーバッグ、犬の場合はケージに入れて避難することが原則です。普段から、キャリーバッグやケージの中に嫌がらずに入る習慣をつけておきましょう。
万一、ペットと離れ離れになったときに、飼い主の方を特定できるよう、連絡先を書いた迷子札や鑑札(自治体により、飼い犬として登録された犬であることを証明する標識)などを付けた首輪やリード、マイクロチップを装着しておくことも大事です。
ペットの避難用品や備蓄品は、飼い主の方が用意しておく必要があります。
キャリーバッグやケージ、伸びないリードや予備の首輪を準備しておくほかに、ライフラインの被害や避難生活に備え、薬、保存可能なフード、療法食や水、食器、トイレ用シートなどを備蓄しておきます。必要な場合には、持ち出せるようにしておきましょう。なお、お気に入りのおもちゃを持っていくと、ペットも落ち着きます。
避難所などにペット用の救援物資が届くまでには時間がかかることがあるため、ペットの備蓄品は、少なくとも5日分、できれば余裕をもって7日分は準備しておきましょう。また、飼い主の方が使用する防災用品と同様に、優先順位を付け、優先順位の高いものは、避難時に持ち出しやすいように、飼い主の方の非常持ち出し袋などと共に保管します。
続いて、「け」にいってみましょう。
避難所などでは、環境の変化によるストレスが原因でペットが体調を崩すことがあります。これまでに、避難所を運営する団体などから、下痢や嘔吐(おうと)、食欲不振などの兆候を示すことが報告されています。また、ほかの動物との接触が多くなることから、感染リスクも高くなります。
普段から、ペットの健康管理には注意を払うことが大切です。狂犬病ワクチンや混合ワクチンを接種したり、ノミやダニなどの寄生虫を予防したりするとともに、ブラッシングやトリミングなどにより動物の体を清潔に保ち、ペットの健康と衛生の確保を心がけましょう。
最後は、「こ」です。
避難所などにおいて、ペットは、飼い主の方が付き添い、ほかの動物と一緒の部屋での避難生活が何日も続きます。飼い主の方とペットとが速やかに避難するためには、次に挙げるような、日頃からのしつけや社会化が求められます。
・犬の場合は、「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの指示に従うよう、基本的なしつけをしておく。猫の場合は、フードやおもちゃなどで呼び寄せるためのしつけをしておく
・知らない人や動物を怖がらないように慣らしておく
・犬の場合は、むやみにほえないようにする
・キャリーバッグやケージの中にいることに慣らしておく
・決められた場所で排せつできるようにしておく
このようなしつけや社会化は、他人への迷惑となる行動を防ぐだけでなく、ペット自身のストレスも軽減されます。
災害は、ある日突然起こります。
ペットと共に災害を乗り越えるためには、日々の備えが何より大切です。飼い主の方には、災害時だけでなく、平時にも「できること」があります。大切なペットを守るために、今回説明してきた「か・き・く・け・こ」を念頭に置いて、普段から、もしもの時の備えを考えておくことが大事です。
「いざというときに、かけがえのない命を守れるかどうかは、飼い主の方にかかっている」といっても、過言ではありません。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫をはじめ、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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