近年、ペットに対する意識の変化などから、さまざまなペット専用メモリアルグッズが登場しています。ペット向けのメモリアルグッズは、種類が多いばかりでなく、デザインも豊富です。仏具を中心に、マンションやモダンなインテリアにも合うような商品が、人気を集めています。
そこで本記事では、ペットの最新メモリアルグッズをご紹介したいと思います。
「天使のたまご製作キット」は、ブラッシングで集めたペットの毛を利用して、美しいインテリアを手作りできるキットです。大倉製作所(新潟県燕市)の一ブランドとしてペットメモリアルグッズを企画・販売する「凛(りん)としておだやかに」が開発しました。
同社は、ペット用メモリアルグッズの商品開発の過程で、ブラッシングで集めたペットの毛や爪、ひげなどを保管する飼い主の方が多いことに注目。加えて、ペットの毛を丸めておもちゃに利用している様子を伝えるSNSの投稿からヒントを得て、商品化にこぎ着けました。
「天使のたまご製作キット」を考案した同社社員の方は、「ペットがまだ元気なうちに、本商品を通じてペットとの思い出を形に残すことで、ペットの終活を考えるきっかけを提供したい」と話します。
飼い主の方は、ブラッシングで集めたペットの毛(50gほど)を直径5センチ程度に丸めます。苔玉(こけだま)盆栽のように丸めた毛玉の上にドライフラワーを飾って、高さ約15センチのポリプロピレン製の卵形カプセル(ケース)内に収めます。
キットは、卵形カプセルとドライフラワー、カラーサンド、羊毛フェルトニードル、接着剤などがセットになっています。
本商品の売り上げの一部は、保護猫・保護犬活動の費用として、動物保護団体などに寄付されます。本商品を購入することで、社会貢献にもつながります。
※詳細は、こちらをご覧ください。
https://ten-rin.com/?pid=178597548
1969年の創業以来、テディベアを作り続けて半世紀以上の老舗ぬいぐるみメーカー・プティルウ(大阪府泉佐野市)が、ペットを亡くした悲しみを和らげるお手伝いができればという思いを込めて、「プレイ(pray:祈り)ベア」を販売しています。
ふわふわとした素材から出来ている「プレイベア」は、ペット用の一般的な位牌(いはい)や仏具などとは違って、触り心地がよいため、心を落ち着かせ、癒しの効果をもたらします。寂しい時にはギュッと抱きしめたり、なでながらお話をしたりすることで、ぬくもりを感じられます。部屋に置くだけでも、亡くなったペットがいつもそばにいるような安心感を与えてくれるテディベアです。
「プレイベア」の胴体部分には、空をイメージしたブルーのTシャツを着せ込み、それにペットの写真をプリントしてくれます。また、「プレイベア」の足裏にも、ペットの名前をプリント。両手の内部には、小さな手を合わせやすくするために、マグネットが埋め込まれています。「プレイベア」の着ているTシャツと足裏のプリントは、プティルウの専門スタッフが一つ一つ丁寧に手作業で施しています。
※詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.ptl.co.jp/c/griefcare/praybear
ペット用の一般的な骨壺(こつつぼ)は、その見た目から、冷たく悲しいイメージがあります。そのため、どうしても「死」を連想してしまいがちです。
これに対して、中島石材(東京都江戸川区)が販売する「供養木箱 木霊(こだま)」は、天然秋田杉を使用しているため、見た目に温かく優しいイメージを与えます。
見た目だけではありません。品質にもこだわって作っています。
「供養木箱 木霊」は、木材を扱って40年以上の熟練職人が手作りしています。材料は、合板や集成材ではなく、樹齢200年以上の貴重な天然秋田杉の無垢(むく)材を厳選して使用。天然秋田杉の特徴である目の詰まった柾目(まさめ)の木目が目立つように、化学塗料を一切使わず、表面は丁寧に磨いて仕上げています。上品な見た目とともに、優しくやわらかな手触りを感じられます。
「供養木箱 木霊」は、基本的に、パウダー状にした(粉骨加工した)ペットのご遺骨を納めるために作られています。パウダー状にすることで、ご遺骨をコンパクトにできます。また、同商品のデザインは、無駄をそぎ落とすことにより、至ってシンプル。そうしたことから、同商品は、自宅の部屋などの空間に違和感を与えず、置く場所を選びません。
なお、ご遺骨の量が少ない場合や、分骨する場合には、ご遺骨を必ずしもパウダー状にする必要はありません。
同社は、2024年9月に、ペット専用ECサイト「ペット手元供養ショップ陽だまり」を開設。「供養木箱 木霊」は、同サイトを通じて購入できます。
※詳細は、こちらをご覧ください。
https://hidamari.nakajima-sekizai.com/?pid=178905317
ペット用のメモリアルグッズは昨今、多様化しています。商品選択の幅が広がったともいえます。ご自身のセンスや生活スタイルなどに合わせて、大切なペットにふさわしい商品を選んでみてはいかがでしょうか。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。「いずみペット霊苑」は、位牌、ペット用仏壇、メモリアルカプセルなどのメモリアルグッズも各種取りそろえ、皆さまをお待ちしています。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
日本では、多種多様な生き物が、ペットとして又はふれあい利用を目的として、飼われています。最近では、モモンガやフクロウなどの野生動物がペットとして人気があります。
わが国は、年間40万頭もの生きた野生動物を世界各地から輸入しています。それらの中には、絶滅が心配されている動物種も少なくありません。
そこで本記事では、ペットとして野生動物を飼う際の注意点について、WWF(世界自然保護基金)ジャパンのWebサイト「エキゾチックペットガイド」(https://www.exoticpetguide.org)を参照しつつ、ご説明したいと思います。
野生動物の場合、犬や猫などとは違って、ペットショップなどの販売事業者からさかのぼって由来を特定するのは非常に困難です。これは、血統書(血統証明書)などの出生を証明するシステムが確立されていないことに加え、出身地からペットショップに至るまでの間に、さまざまな国の業者や、複数の航路・空路を経て取引されることが多いからです。その複雑な流通ルートが故に、追跡が難しく、トレーサビリティー(追跡可能性)が確立されていません。トレーサビリティーが確立されていない野生動物の個体は、適切な健康診断やワクチン接種、検疫を受けていない可能性が高いため、未知の病原体を保有しているおそれがあります。
このような「どこから来たのか分からない動物」をペットとして購入する場合、大きなリスクがあることを事前に認識しておく必要があります。
一部の動物は、輸入や取引、飼育そのものが、条約や法律によって禁止・制限されています。
野生動物の中には、絶滅が懸念されている種も少なくありません。そのような動物の保護を目的として、ワシントン条約※1という国際条約が定められています。同条約では、野生動物の種を絶滅リスクのレベルに応じてカテゴリーに分けています。「国際取引を規制しなければ絶滅する可能性があると懸念されている動物」というカテゴリーに分類されている動物が最も多く、その中には、日本でペットとして取引されている動物も多数含まれています。このカテゴリーに属する動物は、商取引のための輸出・輸入は可能ですが、それには、輸出国政府が発行する「輸出許可書」が必要となります。
また、人間と動物に共通して生じる感染症を予防する観点から、動物の輸入を規制している法律(感染症法※2、狂犬病予防法)もあります。これらの法律では、例えば、人間に感染症を引き起こす危険性の高いサルやコウモリ、プレーリードッグなどをペットとして飼育する目的での輸入が禁止されています。
※1 ワシントン条約の正式名称は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」です。
※2 感染症法の正式名称は、「感染症の予防及び感染症の患者にする医療に関する法律」です。
野生動物は、ペットとして長い歴史のある犬や猫とは異なり、人間との生活になじんでいません。そのため、ペットとして決して飼いやすいとは言えません。
例えば、ペットとして人気のあるコキンメフクロウは、専門家によれば、攻撃的で神経質な一面があるとのことです。なれさせようとするには、一定の知識と技術、経験が必要ですので、決して飼育しやすい動物ではありません。
また、飼い主の方によってSNSでかわいらしい姿が拡散されたり、直接触れ合えるカフェが登場したりして人気を集めているコツメカワウソは、鋭い歯と強いあごを持つため、かまれると大けがをする場合があります。飼育下における適切な餌は、まだ分かっていません。広い飼育スペースと十分に泳ぎ回れる環境の確保も必要です。そうしたことから、コツメカワウソは、家庭での飼育には不向きと言えます。
ここまで、野生動物をペットとして飼うときの注意点を説明してきました。このような注意点を十分に理解したうえで、野生動物ペットの飼育を検討しましょう。
購入の際は、次に示す項目をペットショップに確認することが必要です。
飼おうとしている動物が、
・野生で絶滅の危機に瀕(ひん)していないか
・条約や法律・条例によって輸入、販売や飼育が規制されていないか
・「繁殖個体(飼育下繁殖)」や「CB(Captive Bred)」といった表示は、本当にそのとおりなのか
・日本のペットショップへどのようなルートでやって来たのか
・密猟されたか、密輸された個体ではないか
…など
です。
購入をお考えの動物がペットショップで売られているからといって、安全、安心とは限りません。そのペットショップが法律を守って誠実に取引しているのか、そもそも、その動物が販売されていること自体がおかしくないのかをしっかりチェックしましょう。安全性や合法性が確認できない野生動物ペットは、購入を控えるのが無難です。
また、WWFジャパンのWebサイト「エキゾチックペットガイド」(https://www.exoticpetguide.org)を参照されるのもよいでしょう。
なお、既にペットとして飼われている野生動物につきましては、動物由来感染症のリスクがないとも限りませんので、適切な衛生管理下で、亡くなるまで責任を持って飼育する必要があります。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫をはじめ、ハムスターやリス、小鳥、ウサギなどのペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/