災害から避難する際、避難所に行くことだけではなく、「在宅避難」という選択肢があります。
在宅避難は、備蓄物資を活用しながら、自宅で避難生活を送る避難方法です。自宅で安全に生活が継続できれば、自宅が最善の避難所になります。家具の固定やガラスの飛散防止などの対策を講じることで、ペットも安心して過ごせます。
本記事では、仙台市がまとめた「在宅避難のススメ」などを参照しながら、ペットの飼い主の方に向け、在宅避難のメリット、在宅避難できるかを判断するポイント、在宅避難のための日頃の備えなどについて、ご説明します。
仙台市による「在宅避難のススメ」はこちら
https://www.city.sendai.jp/anzensuishin/kurashi/anzen/saigaitaisaku/sonaete/documents/zaitakuhinan.pdf
特に大きな災害が発生した時に利用する避難所では、多くの人たちと共に過ごすことになるため、スペースやプライバシーなどが制限される可能性があります。
また、避難所では、ペットは、飼い主の方とは別の場所で生活することを余儀なくされる場合があります。避難所生活は、ペットにもストレスがかかります。
一方、在宅避難には、次のようなメリットがあります。
しっかりと準備しておけば、自宅でペットを飼っている家庭でも、ストレスが少なく、安心して過ごせます。
普段の生活に近いリズムで過ごせます。自宅であれば、一人一人のスペースやプライバシーも守られますので、心身も安定します。
避難所での混雑を避けることにより、感染症のリスクが少なくなります。また、避難所への移動中に、事故や災害に巻き込まれる危険もありません。
「とりあえず避難所に行けば、なんとかなる」 防災士などの専門家によれば、そういった考えで避難所に避難してくる方が多いとのことです。残念ながら、避難所には、食料品や日用品などの物資がそろっているわけではありません。
「とりあえず避難所・・・」の前に、どのような場合に在宅避難ができるかを知っておく必要があります。在宅避難できるかを判断するポイントは、次の2つです。
・自宅とその周辺が、自治体から発令される避難情報の対象となっているか
・避難情報の対象となっていない場合や、避難情報が解除された後でも、自宅とその周辺に、倒壊や火災、土砂災害などの危険や不安はないか
自宅とその周辺に危険や不安がないと判断した場合は、次の「判断ポイント➋」に進みます。自宅とその周辺に危険や不安がある場合は、指定避難所や知人宅など、自宅以外の安全な場所に避難します。
・部屋が問題なく使用できるか
・電気・ガス・水道が使えなくても、備蓄物質などを使用して生活できる
・他人のサポートがなくても生活できるか
自宅での生活に不安がない場合は、そのまま自宅にとどまって在宅避難することが可能です。自宅での生活が難しい場合や不安がある場合は、指定避難所や知人宅など、自宅以外の安全な場所に避難します。ただし、人は在宅避難を実施できなくても、ペットが自宅で生活できる状況であれば、飼い主の方が避難所から自宅にお世話に通うことも可能です。
これまでに、災害時にパニックになったペットが、割れた窓ガラスや食器が散らばった床を走り回ったり、倒れた家具の下敷きになったりしてけがを負った、というケースがあります。
在宅避難を実施するためには、災害が発生した後も、自宅で安全にかつ安心して生活できることが重要となります。
ここでは、在宅避難のための災害への備えをご説明します。
突っ張り棒やL字型金具などの転倒防止グッズを活用して、家具を固定する。ケージの固定、転倒・落下防止も忘れずに。
倒れた場合に部屋の出入口をふさがない場所に家具を置く。また、飼い主の方やペットが寝る、座る(くつろぐ)場所の近くには家具を置かない。もっとも、家具は必ず倒れるものであるため、必要最小限にするのが一番の対策。
窓ガラスやガラス扉に飛散防止フィルムを貼る。食器棚などの戸棚には、飛び出し防止器具を取り付ける。
外塀やガラス窓、カーポートの支柱の近くなどを避ける。
災害の発生直後は、ペットフードやペット用のトイレ用品などが手に入りにくくなります。
以下をご参考にして、在宅避難を実施するために必要なペット用品を確認しましょう。
ペット用品は、1週間分を目安に備蓄しておきます。普段よく使用するアイテムは多めに用意しておくことで、心に余裕をもって過ごせます。
・いつも食べているフード、水
・薬、療法食
・トイレ用品、排せつ物の処理用具(猫砂、ペットシーツ、新聞紙、ビニール袋など)
・お手入れ用品(ウェットタオルや清浄綿など)
※ペットシーツは、排水できない状況において水気のあるものを捨てる際など、ペットのお世話以外にも活用できる、便利な防災グッズです。また、ビニール袋やウェットタオルも、さまざまな用途に使えます。
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近年、仏壇に供えるお花として、「プリザーブドフラワー」が注目を集めています。
プリザーブドフラワーは、水やりが不要でありながら、生花のような質感を長く楽しめます。このことから、現代の生活スタイルにマッチした新たな供養のかたちとして、プリザーブドフラワーを選ぶ方が増えています。ペットへのお供え花にふさわしい、コンパクトなプリザーブドフラワーも販売されています。
そこで今回は、プリザーブドフラワーの概要、プリザーブドフラワーの特徴とともに、プリザーブドフラワーを利用したペットのメモリアルグッズを中心に、紹介したいと思います。
プリザーブドフラワー(preserved flower)は、生花に特殊な加工を施して、色と質感を長く保てるようにしたものです。1990年代に開発され、切り花の水分を専用の保存液で置き換えて乾燥することにより、つくられます。インテリアやブーケなどに利用されています。ちなみに、”プリザーブド”とは「保存された、持続された」という意味です(注:「ブリザード」ではありません。)。
プリザーブドフラワーのポピュラーな素材は、バラ、カーネーション、アジサイなどです。最近では、胡蝶蘭(こちょうらん)、カトレア、ユリ、プルメリア、ガーベラ、菊、アスター、ジニアなど、種類が増え、品質も向上しています。
日本プリザーブドアロマフラワー協会(現・花と植物癒し協会)は、10月8日を「プリザーブドフラワーの日」と制定しています。プリザーブドフラワーが枯れることのなく、その美しさを保ち続ける「永久(とわ)の花」であることにちなんだ「と(10)わ(8)」という語呂合わせからだとか。同日は「はらこめしの日」でもあります(宮城県亘理郡亘理町が制定)。それにしても日本には、いろんな記念日がありますよね。
「永久の花」とも呼ばれるプリザーブドフラワー。その特徴は、次のとおりです。
プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工を施しているため、生花そのものの美しさと、しなやかさを保ち、長期間楽しめます。生花よりも軽く、ドライフラワーよりも、みずみずしい感触が特徴です。お花を手入れしたり、枯れたお花を片付けたりする手間・負担を減らせると同時に、仏壇などに飾るお花を絶やさずに済みます。
プリザーブドフラワーは、水を与える必要がありません。そのため、新しいお花を買いに出かけたり(特に、暑い時期は大変)、水を替えたりする手間・負担を減らせます。また、水の出入りを考えなくてもよいため、壁飾りやフレームアレンジといった飾り方をすることもできます。
プリザーブドフラワーは、水と土を使わないため、細菌が繁殖することがなく、衛生的です。食卓の周りや寝室などにも安心して飾れます。また、プリザーブドフラワーには、アレルギーの原因となる花粉や香りもありません。
プリザーブドフラワーを利用したペットのメモリアルグッズも登場しています。
プリザーブドフラワー専門店「ベル・フルール」(本社:東京都板橋区)が販売する「プリフォトフレーム」は、亡くなったペットの写真と一緒に飾れる小型の商品です。プリザーブドフラワーはフレーム内にコンパクトに飾られていますが、上品な鮮やかさがあります。リビングや棚の一角など、限られたスペースにも置きやすく、普段の暮らしの中で身近に供養できることから、人気を集めています。商品は、公式オンラインストアからも購入できます。
「プリフォトフレーム」の詳細はこちら
https://www.belles-fleurs-store.com/SHOP/314231/314239/list.html
プリザーブドフラワーとドライフラワーを材料として、花びらからペットの実寸大の肉球をつくるのは、富山県滑川(なめりかわ)市のフラワーデザイナー。彼女が「足あとフラワーアート」と名付けた商品は、オーダーメイドで一つ一つ手作りです。愛犬・愛猫の足形を撮影した写真をオンラインで送って注文します。厚みややわらかさが再現された肉球は、キャンバスまたは木製フレームに入ったガラスに飾ります。枯れることのない「足あと」は、そばに置いて、親しんで暮らしてきたペットとのつながりを身近に感じることができます。
「足あとフラワーアート」の詳細はこち
https://orangeflower.thebase.in
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