いずみペット霊園・ペット火葬

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実のおばと戦った伊達政宗

2024年12月20日

伊達政宗のおばの大乗院は、夫と子の亡き後に女城主として、おいの政宗に徹底的に抵抗します。やがて、政宗との対戦を決意した大乗院は、家臣や領民たちと共に伊達軍を迎え撃ちます。
なぜ、血縁関係にある2人が戦わなければならなかったのでしょうか。今回の記事では、伊達政宗と大乗院との因縁の対決、おいによって狂わされたおばの生涯について、ご紹介します。

おい・伊達政宗 vs. おば・大乗院 血縁を超えた対立

大乗院は、阿南の方(おなみのかた)ともいい、伊達政宗の父・輝宗の姉ですので、政宗にとっては実のおばにあたります。政略のために須賀川城(現在の福島県須賀川市)の城主・二階堂盛義に嫁ぎましたが、夫と息子たちに先立たれます。
気丈で、家臣からの信望も厚かった大乗院は、自ら城主となって、二階堂家を率い、須賀川の地を治めることになります。
その頃の東北地方では、おいの政宗が、奥州統一の野望を抱き、南奥羽へその勢力を拡大しようとしていました。1589年(天正17年)、政宗は、黒川城(現在の会津若松城。福島県会津若松市)の城主・蘆名(あしな)氏を滅ぼした後、その余勢をかって須賀川への進出をもくろみます。政宗は、さすがに実のおばを討つ気にはなれず、二階堂家の家臣を通して、大乗院に和睦を求めましたが、大乗院はそれに応じませんでした。

政宗に断固NO! 女城主の決意と覚悟

1589年10月10日の夜、政宗の計略を知った二階堂家の家臣や領民たちは、松明(たいまつ)をともして、須賀川の町の丘に集まってきました。「自分たちも須賀川城を守るために戦う」という意思を、城主の大乗院に示したのです。それを見た大乗院は、城中に家臣や町民を集め、おいの政宗と戦うことを伝えます。これに対して、二階堂家の家臣の1人が政宗への降伏を勧めます。しかし、大乗院は、政宗が攻撃した黒川城の先代城主・蘆名盛隆が大乗院の嫡子だったこと、政宗に滅ぼされた当時の城主・蘆名義広が大乗院の孫婿だったことなどから、政宗に降伏することをよしとはせず、籠城して伊達軍と戦うことを決意しました。

ついに戦闘開始

同年10月26日未明、政宗は大軍を率いて須賀川に侵攻します。伊達軍は、八幡崎口(はちまんざきくち)と雨呼口(あまよばりぐち)の2方向から猛攻撃をかけました。これに、二階堂軍も必死に防戦します。八幡崎口では、二階堂軍の須田美濃守や竹貫中務少輔(たかぬきなかつかさしょうゆう)らが伊達軍を迎え撃ちました。中務少輔家臣の弓矢の名手たちの活躍により、伊達軍は大きなダメージを受けます。もう一方の雨呼口では、二階堂軍の攻撃により伊達軍は敗走寸前まで追い込まれますが、政宗の側近で猛将として知られる伊達成実(しげざね)が最前線に出て戦うなどして、何とか形勢を立て直します。

炎に包まれた城

一進一退の攻防が続くなか、二階堂家家老の1人だった守屋筑後守(もりやちくごのかみ)は、かねてから政宗と内通していたため、この機に乗じて決起しました。家臣に命じて、須賀川の町に火を放たせます。烈風にあおられ、町中は火の海と化しました。須賀川城も、多くの家臣と共に炎に包まれ、落城の悲運を迎えました。
支城の八幡崎城での戦いは、最大の激戦となりました。本城が落城した後も、二階堂家の兵は八幡崎城に踏みとどまって必死に抵抗するものの、ついに討ち果たされます。
こうして、鎌倉時代から400年間、南奥州の雄として権勢を誇ってきた名門・二階堂家は、幕を閉じたのでした。

大乗院のその後

須賀川城の落城が決定的になると、城主・大乗院は、裏切り者の守屋筑後守の妻子を刺して自身も自害しようとしましたが、家臣たちに制止されます。このとき、政宗は、家臣を遣わして、おばと侍女たちを救い出します。その後、政宗は、杉目(すぎのめ)城(現在の福島市)内に住居を与えておばを保護しました。そこでは、大乗院は、伊達家から出された食事には一切手をつけず、侍女の作った食事しか取らなかったそうです。大乗院のもとには、伊達家からお付きとして10人ほどの武士が送り込まれていました。しかし、付侍たちは、処刑されます。これに憤りを覚えた大乗院は、杉目城を去ります。

大乗院は各地を転々とした後、同盟者だった佐竹氏を頼って、常陸(現在の茨城県)の地へと身を寄せました。常陸では、佐竹家が用意してくれた屋敷で12年間、静かな余生を過ごしました。

その後、1602年(慶長7年)、佐竹氏の秋田転封に伴い、大乗院も秋田へ向かう途中、病に倒れ、思い出の地・須賀川の長禄寺(ちょうろくじ)において波乱万丈の生涯を閉じたのでした。長禄寺境内の墓所には現在、彼女のお墓と大きな五輪塔とが並んで立っています。

戦国の世の悲運をしのぶ火祭り「松明あかし」

須賀川市では、毎年11月の第2土曜日に、須賀川城の戦いで亡くなった人々の霊を弔うため、「松明あかし」という火祭りが開催されています。日本三大火祭りの1つにも数えられる「松明あかし」は、二階堂家の戦死者だけでなく、伊達家の戦死者を含めて、鎮魂の思いを込め、市役所の東側にある五老山で行われています。

戦国の世に須賀川では悲運がありましたが、大乗院の生きざまは、人々の心に深く刻まれ、今日まで語り継がれています。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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ペット飼育者の方の半数近くが、ペットの火葬を経験

2024年12月13日

現在、さまざまな調査機関が、ペットにまつわる調査を実施して、その結果を公開しています。調査結果からは、飼い主の方の行動や心理状態、考え方などに関する傾向が見えてきます。
当サイトでは、そうした調査結果を公開後できる限り早いタイミングで、ご紹介しています。
今回は、マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティングが2024年10月に実施した「ペットに関する調査(2024年)実態編」の結果をご紹介します。この調査では、宮城県を含む日本全国に在住する20歳~69歳の男女5000人の方を対象に、ペットに関わる実態や意識、行動などをインターネット上で聴取しました。

ペットを飼うことで、癒される、楽しくなる、家庭内の会話が増える……etc.

調査時点でペットを飼育している方(以下、「現飼育者の方」ということもあります。)は、21.3%いました。過去に飼育していたが、調査時点で飼育をやめている方は、25.7%でした。47.0%の方が、ペットの飼育経験がありました。

調査時点でペットを飼っている方に対して、ペットを飼うようになった理由を尋ねると、「家族が飼いたがった、もらってきたので」が26.7%と最も多く、「癒し・安らぎが欲しかったので」が26.0%、「一目見て気に入って」が20.4%という結果となりました。

次に、ペットを飼っていることのメリット(良いこと)を聞いたところ、「癒される」が69.0%と最も多く、これに「楽しい」が45.7%、そして「家庭内の会話が増える」が37.0%と続きました。先のペットの飼育理由においても回答数が多かったように、飼い主の方は、ペットに癒しや安らぎを求めていることが分かります。
犬と猫とを比べると、特に、犬の飼育者の方のほうが、猫の飼育者の方よりも「コミュニケーションの輪が広がる」点と、「生活が規則的になる」点でメリットを感じているようです。これは、犬が人とコミュニケーションを取りやすいこと、そして、散歩を通して生活のリズムが安定しやすいことなどが要因として考えられます。

ペットの供養・お墓サービスを利用したい犬・猫の飼い主の方は約4割

さらに、ペット関連サービスの利用状況も聞きました。

その結果、調査時点で犬を飼育されている方が利用しているサービスは、「かかりつけ獣医のいる病院」が68.5%、「トリミング・美容関係」が55.1%、「健康を考えたペットフード(原材料や無添加などにこだわっているフード)」が46.0%、そして「ペット保険(入院・通院・手術など)」が44.0%と多くなっていました。また、猫の飼育者の方で多く利用しているのは、「かかりつけ獣医のいる病院」が62.7%、次いで「健康を考えたペットフード」が41.3%でした。

調査時点では利用していないが、将来利用したいまたは利用する予定のペット関連サービスについても調査しました。
その結果、犬・猫の現飼育者の方の4割近くが「お墓・供養・お葬式」のサービスを挙げています。また、「ペットホテル・一時預かりサービス」は、犬の現飼育者の方の30.2%、そして「留守番見守りカメラ・自動餌やりなどのIoTツール」は、犬・猫の現飼育者の方の25%前後が、利用する意向または予定のあることが分かりました。これらの3種類のサービスは、調査時点で利用している方が20%に満たないことから、今後、利用されるケースが増えていくと予想されます。

ペットの火葬経験者の方は約半数

最後に、過去に飼っていたペットが亡くなった後、ご遺体をどのようにして葬ったかを聞いた結果をご紹介したいと思います。
結果は、「敷地内の土に埋めた」が31.9%と最も多くなりました。次いで、「火葬し、遺骨はペット専用お墓に埋葬した」が23.3%、「火葬し、遺骨は自宅において供養している」が22.0%となりました。この結果から、ペット飼育経験者の方の半数近くが、ペットの火葬を経験していることが分かります。

自宅の庭などの自分の所有地に穴を掘ってペットのご遺体を埋めてお墓をつくること自体は、違法ではありません。かつては、一般的な葬り方でした。ただし、ペットのご遺体を埋葬したことにより、悪臭が発生するなどして他人に迷惑をかけてしまった場合には、法律上の問題になりかねません。また、土中に埋葬すると、ご遺体に存在する病原菌による感染や土壌汚染の恐れもあります。そうしたことを背景に、現在では、ペットが亡くなった後、火葬して供養する飼い主の方が多くなっています。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫をはじめ、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。

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【参考文献】
・クロス・マーケティング社のニュースリリース. “ペットに関する調査(2024年)実態編”. 2024-10-29.
https://www.cross-m.co.jp/file/news_release_20241029_1.pdf

ペットがお別れの直前に見せる不思議な行動

2024年12月03日

ペットが亡くなる直前、ペットがいつもと違う行動を取ることがあります。例えば、急に元気を取り戻したかのような動きをするといった行動が挙げられます。これは、ペットからのお別れ行動(ELE:End-of-Life Experience)と呼ばれるものです。ペットが飼い主の方に向けて、感謝や別れなどの気持ちを伝えようとしているとも考えられています。
他方で、死が近づいてきたペットが、飼い主の方を避ける行動もあります。
今回は、ペットと飼い主の方への総合的ケアについての啓発活動を続けるサニー・カミヤ氏の近著『ペットの命と生きる本 ペットロスを乗りこえるためのトライアングルケア』(緑書房発行)を参照しつつ、ペットからのお別れ行動をご紹介したいと思います。

【不思議行動その1】ペットからのお別れのメッセージ

犬は、うれしいときや興奮したときに、鳴いたりしっぽを振ったりします。死期が近づいてきた時にも、同じような行動を取ることがあります。
例えば、ペットは、亡くなる直前に、
・急に元気を取り戻したかのような動きをする
・飼い主の方の目をじっと見つめる
・それまでは人と触れ合うことを嫌っていたのに、自分からすり寄ってきた
・寝たきりの状態だったが、飼い主の方の手をペロッとなめてきた
・容体の重さから考えると、立ち上がれないはずなのに、自分の足で立って排せつした
といった、いつもとは違う行動を見せることがあります。
これらの行動は、ペットが飼い主の方に対して、最後のあいさつをしたり、感謝や別れの気持ちを伝えたりしようとしているとも考えられます。

プロスケーターの浅田真央さんは、2024年7月に、19年半連れ添った愛犬・エアロを亡くしました。浅田さんとCMで共演したことでも有名なトイプードルのエアロは、人間でいうと94歳の長寿でした。エアロが亡くなるわずか6日前、浅田さんは自身のSNSに、勢いよく跳ねるエアロの姿を撮影した動画を投稿していました。浅田さんの目の前で、エアロがぴょんぴょん跳ねて見せたのは、浅田さんに向けたエアロなりのお別れ行動だったのでしょう。
エアロが亡くなった後、浅田さんは、エアロの遺毛を指輪に仕立て上げました。この指輪を付けることで浅田さんは今も、エアロと一緒にいます。

【不思議行動その2】死が近づいてきたペットが飼い主の方を避ける行動

反対に、自らの死が近づいてきたことを悟ったペットが、飼い主の方を避けるケースもあります。
死が近づくと、ペットは、
・悲しみに暮れる飼い主の方の姿を見たくない
・弱った自分の姿を見せれば、飼い主の方は悲しむ
などと感じることにより、自ら飼い主の方から距離を取ることもあります。このような行動も、死の直前にペットが取るお別れ行動の1つでしょう。
死が近づいてきたペットが前述したような行動を取るのは、動物に本来備わっている野生の本能から他者に弱みを見せるのを嫌うため、ともいわれています。一方で、飼い主の方の気持ちをまるで自分のことであるかのように受け止めてしまうのが原因であることも少なくありません。

【不思議行動その3】新たに迎え入れたペットが見せる不思議な行動

さらに、ペットが亡くなった後、残されたペットや新しく迎え入れたペットが、不思議な行動を見せることがあります。例えば、残されたペットや新たに迎え入れたペットが、
・亡くなったペットの仏壇に向かって鳴く
・飼い主の方のもとに、亡くなったペットがお気に入りだったおもちゃを持ってくる
・亡くなったペットの骨壺(こつつぼ)や写真に特別な関心を示す
・何もない方向を見つめる
といったことがあります。
このような行動は、飼い主の方からすると、怪異な現象に映るかもしれません。残されたペットや新たに家族となったペットは、動物特有の感知能力を通して、私たち人間には分からない何かを感じ取っているのでしょう。亡くなったペットが実は飼い主の方のすぐ近くにいることを知らせてくれているようにも思えてきます。

今回紹介してきたペットが見せる不思議な行動の多くは、理屈では説明がつきません。非科学的と考える人がいても、おかしくはありません。
しかしながら、すべての行動について説明する必要も、科学的に解明する必要もないと思います。まずは、起こったことを事実として素直に受け止める。そして、ペットが最期まで懸命に生き抜き、飼い主の自分に向けて深い愛を伝えてくれた、と感じることが大切なのではないでしょうか。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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