いずみペット霊園・ペット火葬

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ペットの供養、お墓の歴史

2023年07月25日

日本でのペットの歴史は古く、奈良時代までさかのぼります。歴史の教科書でもおなじみ(?)の聖武天皇の代に、唐(中国)から小型犬の狆(ちん)が贈られ、ペットとして宮中やその周辺で飼育されました。

平安時代、貴族に大事に飼われていた猫ちゃん

平安時代になると、『源氏物語』や『枕草子』に記述されているように、宮中などにおいて猫をかわいがるブームがありました。
平安時代後期に活躍した貴族、藤原頼長(1120‐1156)は、日記『台記(たいき)』に、子どもの頃に世話していた飼い猫が亡くなった際、衣に包んで棺(ひつぎ)に入れて丁寧に埋葬した、と記しています。頼長は、政務に厳しかったため周囲から恐れられて「悪左府(あくさふ)」という異名がありました。しかし、亡くなった愛猫に対する手厚い供養の様子からは、感謝と哀惜の念が伝わってきます。
平安時代の貴族ら上流階級の記録には、犬や猫の話題がたびたび登場するものの、その時代のペットのお墓などは残されていません。

飼い犬・猫のお墓は江戸時代から

江戸時代からは、飼い犬や飼い猫のお墓が散見されるようになります。
東京都港区にある伊皿子(いさらご)貝塚では、発掘調査の結果、貝塚跡に建立された寺院の墓地から、江戸時代の飼い犬・猫の墓石5個が出土されました。猫の墓石は1766年に、犬の墓石は1830年にそれぞれ建立されました。墓石に刻まれた文字から、埋葬された犬については、江戸時代に、寺院に近い高輪の武家屋敷で飼われていた「白」という名前の狆であることがわかります。
こうした墓石は、当時の江戸とその近郊のエリアにあった寺院から多く見つかっています。このことから、亡くなったペットが寺院に埋葬され、その上に墓石が立てられたと推定されます。お墓がつくられるほど、大切に飼われていたのでしょう。

『吾輩は猫である』のあの猫のお墓はどこに?

19世紀の文豪、夏目漱石(1867‐1916)は、40歳から亡くなるまでの約10年間、生家にほど近い、東京の早稲田南町(東京都新宿区)の貸家で過ごしました。「漱石山房」と呼ばれたこの家で、漱石は、「三四郎」「それから」「こころ」といった代表作を執筆する一方、ペットとして小鳥や犬・猫を飼っていました。
漱石が亡くなった後、遺族は、漱石が飼っていた小鳥、犬・猫の供養のために、山房の敷地内に「猫塚」を建てました。
漱石山房は現在、その跡地の一部が「新宿区立漱石公園」となっています。公園内には、復元された猫塚があります。山房で生まれ、幼い頃を過ごした、漱石の孫の1人は、漱石公園を訪れた際、猫塚があるのを見て、「いつもここで拝んでお水をあげていたのを覚えています」と話していました。

ところで、漱石の作品で忘れてはならないのが、『吾輩は猫である』です。そのモデルとなった猫のお墓は、一体どこにあるのでしょうか。モデルの猫が亡くなった直後、漱石は、門下生に向けて黒枠の死亡通知を送るとともに、漱石山房の庭に遺体を埋めたとされています。しかし、雑司ヶ谷霊園(東京都豊島区)にある夏目家の墓に埋葬されたともいわれています。どちらが本当なのでしょうか。お墓の真相は、不明のままです。

ペット霊園の始まりはいつ?

日本に本格的なペット霊園が誕生したのは、大正時代になってからです。ペット霊園は当初、皇族や政財界人などの富裕層が飼育していたペットを対象としていました。1960年代からは、寺院や民間事業者によって、一般向けのペット霊園が次々に開設されました。現在、ペット霊園およびペット葬儀社は、日本全国に千数百社あるといわれています。

最後に、ペットの火葬の歴史について、簡単にご紹介します。
わが国におけるペットの火葬は、1953(昭和28)年ごろに、東京都内の民間のペット霊園が火葬炉を設置して火葬したのが始まりです。人間の火葬が多くなっていくのに伴い、ペットの葬法も土葬から火葬へと変化していき、現在に至っています。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。

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ペットの飼育が介護リスクを大幅に減らす?

2023年07月19日

ペットの存在は、ともに暮らす飼い主にとって、癒しの対象です。
そればかりでなく、飼い主の健康に良い影響を与えていることが、多くの科学的な研究から明らかになってきています。
そこで今回は、日本の公的研究機関による最近の研究成果(https://www.tmghig.jp/research/topics/202304-14828/)から、シニア世代がペットを飼育することで享受できる健康面のメリットについて、ご紹介します。

犬を飼っている人は、介護リスクが半減

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センターは、日本人の高齢者約11,000人を対象に、健康状態を3年半、追跡調査しました。
その結果、犬を飼育したことのない人の要介護または死亡のリスクを1とした場合、犬を飼育している人のリスクは0.54と半分程度であることがわかりました。

犬の散歩で適度な運動習慣ができる

犬を飼育しているシニア世代の要介護または死亡のリスクが低いのは、犬を散歩しているからなのでしょうか。同センターは、その効果を推定するための調査も実施しました。
すると、犬を飼育していても運動習慣のない人は、犬の飼育経験および運動習慣のない人と比べて、要介護または死亡のリスクに有意な差(偶然に生じるレベルを超える差)はみられませんでした。
これに対して、犬を飼育していて運動習慣のある人は、犬の飼育経験および運動習慣のない人の要介護または死亡のリスクを1とした場合、リスクは0.44と半分以下になることが示されました。

犬の散歩は、通常の歩行と同じくらいの運動効果とされています。しかし、適度な運動習慣の継続には有効です。犬を飼育することで、日常的な運動習慣が維持されます。犬との関わりを積極的に楽しめるようになれば、シニア世代も、健康的で充実した生活を送れるのです。

ペット飼育は、介護費も安くする

同センターは、別の研究で、日本人の高齢者460人を対象に、ペットを飼っている人と飼っていない人との約1年半の医療費および介護保険サービス利用費を比較しました。
その結果、ペットを飼っている人と飼っていない人との間では、1人当たりの月額医療費には有意な差はみられませんでした。
ところが、1人当たりの月額介護保険サービス利用費は、ペットを飼っている人が676円、ペットを飼っていない人が1,420円でした。ペットを飼っている人では、ペットを飼っていない人と比べて、介護費が約半額に抑制されていることが示されました。

この結果から、ペットの飼育は、飼い主に対して、介護予防効果だけでなく、介護費の抑制効果も期待できることが明らかになりました。

ペットの飼育は、子どもの成長過程にも良い影響を与えることがわかっています。
東京都健康長寿医療センターは、日本で乳児期や幼児期からペットと暮らし始めると、その後のぜんそく発生リスクが低くなる傾向にあることを報告しています。

ペット、特に犬の飼育によって、飼い主は、散歩などの適度な運動習慣や規則正しい生活を維持できます。その結果、社会とのつながりが深まります。
ペットも飼い主も健康が一番です。健康な飼い主が、健康なペットを育みます。ペットと一緒に、皆さまの人生を素晴らしいものにしていきましょう。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。

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