仙台市宮城野区には、「苦竹(にがたけ)」という珍しい地名があります。なぜ、あのような地名が付いたのか、以前から気にはなっていました。また、「苦竹」と聞けば、「苦竹のイチョウ」を思い浮かべる方もいることでしょう。
そこで今回は、「苦竹」という地名、苦竹の町の移り変わり、そして、霊験あらたかな「苦竹のイチョウ」について、紹介していきたいと思います。
いつから、「苦竹」と呼ばれるようになったのかは、はっきりとは分かっていません。
江戸時代に仙台藩が領内の村々の様子を把握するために提出させた『安永風土記』には既に、「苦竹」の地名が出ています。
一説によれば、現在の陸上自衛隊仙台駐屯地付近一帯は、竹やぶが茂っていたそうです。その竹やぶを構成する真竹の竹の子は、皮に紫色の斑点が付いていて、苦い味がしたとか。そうしたことからでしょうか、近隣住民は、「真竹」を「苦竹」と書いて「またけ」と読んでいました。ところが、後世になって、「苦竹」を文字どおり‘素直に’「にがたけ」と読むようになった結果、苦竹の地名が生じたとのことです。
ここまでのお話は、あくまでも1つの説にすぎません。いささか創作じみた印象がないでもありません。真実は、いまだ闇の中といったところでしょうか。
仙台藩は、苦竹に御米蔵(苦竹御蔵)を置いていました。藩政時代には、現在の陸上自衛隊駐屯地付近から蒲生(がもう)の貞山堀に通じる堀に引き船(曳き舟)を浮かべて、仙台北方の米どころから年貢米を運搬、これを苦竹御蔵に納めていたそうです。堀の終点である御船溜(おふなだめ)の周りに立ち並ぶ米蔵に向けて、引き船の船員たちが、「エイアホオ、エイアホオ」と掛け声を発しながら船を引きました。仙台藩内の食糧のほとんどが、苦竹御蔵に貯蔵されていたことになります。苦竹は、江戸時代、大藩の食糧を預かる重要な地だったのですね。
「苦竹」といえば、自衛隊駐屯地を連想する方がいるかもしれません。陸上自衛隊仙台駐屯地は、苦竹のシンボルともいえます。
苦竹の町は、昭和の戦時中から、旧陸軍、米軍、陸上自衛隊と、軍事関係の施設と共に歩んできました。
第二次世界大戦のさなかにあった昭和16年(1941年)に、陸軍造兵廠(しょう)が設置されてから、宮城電気鉄道・苦竹駅周辺には商店や飲み屋ができたり、工場地帯が形成されたりするなど、苦竹は急速に発展しました。
戦後、造兵廠跡が米軍キャンプになると、基地の目の前にあった田んぼが埋められ、「苦竹小路」と呼ばれる歓楽街が形成されました。夜には、田園に立ち並ぶ飲食店やバーのネオンが煌々(こうこう)とともります。風紀が乱れ、苦竹のイメージが悪くなった時期がありました。しかし、昭和40年(1965年)ごろには、幅を利かせていた怪しげな商売はほぼ一掃され、健全な町を取り戻しました。
米軍が去ったのち、造兵廠跡は、陸上自衛隊仙台駐屯地と工場地帯とに分かれました。
現在、JR仙石線・苦竹駅の下を国道45号線が走ります。駅ホームと線路の高架化によって、踏切待ちの渋滞が解消され、周辺もぐんとにぎやかになりました。
JR仙石線・陸前原ノ町駅の南側一帯は現在、「銀杏町(いちょうまち)」という地名です。
その銀杏町の一角に、国指定の天然記念物「苦竹のイチョウ」があります。
「苦竹のイチョウ」は、樹齢が1200年以上ともいわれています。天平時代に聖武天皇の乳母の遺言により植えられたという伝説もある巨木です。この大イチョウの特徴は、何といっても、木から乳のように垂れ下がった、大小おびただしい数の気根。「気根」は、乳根や乳柱とも呼ばれ、樹齢数百年以上のイチョウに見られる根の一種です。そうしたたたずまいから、「乳イチョウ」とも呼ばれ、地域の方々に親しまれています。古樹に宿るとされる姥神(うばがみ。山の女神)のもとには、今も、「子どもの健やかな健康を願い、母乳がよく出ますように」と祈願する女性の方たちの姿が見かけられます。
「苦竹のイチョウ」は、「苦竹」を冠していますが、実は現在、宮城野区苦竹にはありません。「苦竹のイチョウ」がある一帯は、昭和40年(1965年)11月に、大イチョウにちなんで、「苦竹(原町苦竹字町東)」から「銀杏町」に町名が変えられたのです。
最後に、もう一つ、ここでお伝えしたいことがあります。「苦竹のイチョウ」は、樹齢1200年以上とご紹介しました。しかしながら、日本に自生していなかったイチョウが原産国の中国からわが国に持ち込まれたのは、室町時代の1400年代以降であるとの説が一般的です。その説をとると、日本には、樹齢が700年以上のイチョウは存在しないことになります。でも、そこはロマン。おおらかな心と、畏敬の念をもって受け止めたいですね。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
近年、日本では、海藻が生い茂る藻場(もば)が消失する「磯焼け」が大きな問題となっています。その原因の一つとしては、イスズミやアイゴといった海藻を食べて藻場を荒らす「食害魚」の増加が指摘されています。この食害魚は、餌の海藻に由来する特有の磯臭さがあるため、食用としてはほとんど流通していません。そうした課題を解決するために、立命館大学発のスタートアップであるオーシャンリペア株式会社(福岡県福岡市)が、海の嫌われ者だった食害魚を主原料としたドッグフードを開発、2024年9月1日から販売を開始しました。
九州の海では、イスズミやアイゴなどの食害魚が海藻を食べ尽くして、藻場が砂漠のようになっている場所が増えています。藻場の減少により、海藻が取れないばかりでなく、魚類・貝類のすみかや産卵場所が少なくなっています。
イスズミやアイゴは、漁師の方の網にかかっても、値段が付かず売り物にならないため、その多くは、そのまま海に放されたり、廃棄されていたりしていました。漁師の方のお話によると、イスズミが定置網に一度に何トンも取れてしまったこともあったそうです。
また、全長70cm前後になるイスズミは、群れをなして岩礁域を泳ぎ回っているため、釣り客からは「外道」と呼ばれています。
では、実際に、海の「厄介者」を食べるとどうなのでしょうか。イスズミを刺身にして食べてみると、口いっぱいに磯臭さが広がります。煮ても焼いても、特有の臭みが残ります。
他方で、イスズミやアイゴなどの食害魚が侵入できないように、防護網を張り巡らせた磯場の湾内では、ヒジキやカジメといった海藻が成長する、という事例も報告されています。食害魚の影響がなければ、藻場の再生が進むことが期待できます。
こうした海の「厄介者」を原料としたドッグフードがこのたび開発されました。ここからは、そのドッグフードを紹介していくこととしましょう。
イスズミ、アイゴは、低カロリーで、かつ脂質の低い白身魚です。
この点にオーシャンリペア社は着目。海の「厄介者」である食害魚をドッグフードの原料として使えば、ヘルシーなフードができるのでは、と同社は考え、飼料メーカーなどと開発に取り組んだ結果、製品化にこぎ着けました。同社によると、日本国内産の魚が主原料で、かつ魚種が明確なドッグフードは少ないとのことです。
オーシャンリペア社が開発したドッグフードは、鶏肉や牛肉を主原料とした一般的なドッグフードと比べ、脂質が5%~8%低いのが特徴です。低脂質は、シニア期の犬の健康維持や「涙焼け※」の予防などにもつながります。
鶏肉や牛肉を主原料としたドッグフードが与えられている犬の約30%は、アレルギーを発症するというデータもあります。これに対して、オーシャンリペアのドッグフードは低アレルゲンであるため、犬がアレルギーを引き起こす可能性は少ないと考えられます。
また、オーシャンリペア社のドッグフードは、犬の胃腸や腎臓への負担が少ないのもメリットです。
※涙焼け:犬の目の周りの毛が茶色く変色する現象をいいます。結膜炎や鼻涙管の異状などによって涙の量が多くなると、起こりやすくなります。
オーシャンリペア社は、九州の水産会社とタッグを組み、長崎県五島市沖で取れたイスズミ、アイゴを新鮮なうちに食用に加工&処理。臭みがなく、魚本来のうま味成分を残した商品を完成させました。
人には敬遠されている食害魚ですが、ドッグフードにしてみると、磯の香りに誘われるのか、ワンちゃんたちの食いつきは上々のようです。一般的なドッグフードは、犬の嗜好(しこう)性を高くするため、脂質を比較的多く含んでいます。メーカー各社の本音は、できる限り、脂質成分の含有量を上げたい、ということでしょう。しかし、オーシャンリペア社が開発したドッグフードは、脂質成分の含有量が低くても、ワンちゃんたちの嗜好性が高いことが分かりました。
飼い主の方(約120人)に実施したモニター調査によれば、92%の飼い主の方が、愛犬の食いつきの良さを実感したとのことです。また、1か月間の調査では、90%の愛犬がフードを継続して食べました。オーシャンリペア社のドッグフードが、犬がおいしく食べ続けられるフードであることが分かります。
オーシャンリペア社のドッグフードを与えた飼い主の方の声を、以下に数例ご紹介しましょう。
「好き嫌いが多い犬だったが、すごくよく食いついて、おいしそうな様子だった」
「普段は一般的なドッグフードは食べないが、2匹ともがっついていた」
オーシャンリペア社のドッグフードは、生後2か月の子犬からシニア期の犬まで食べられる、全年齢対象の総合栄養食です。ノンオイルコーティングですので、ふやかしやすくなっています。消化やかむ力に不安があるワンちゃんにも、安心して与えられますね。
オーシャンリペア社は、漁師の方から、イスズミを1kg当たり100円で買い取ります。そうすることで、イスズミの駆除につなげるほかに、漁師の方の新たな収入源を生み出します。
また、イスズミの数が減少することにより、藻場の再生が見込めます。再生した藻場では、アワビやサザエ、伊勢エビなどの水産資源が育つとともに、海藻が光合成して海中の二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの削減にもつながります。
犬だけでなく、環境にも優しいドッグフードは、全国のペットショップや量販店、インターネット通販などで取り扱っています。オーシャンリペア社によると、2029年8月期に、売上高1億円を計画しているとのことです。
また、同社は、ドッグフードを足が掛かりに、2025年秋に、食害魚を原料としたキャットフードの発売を目指しています。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫をはじめ、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
少子高齢化や単身世帯の増加によって、ペットは「家族の一員」という考え方が広まっています。加えて、犬や猫の室内飼育も浸透しています。それに伴って、ペット飼育が可能なマンションやアパートも増えてきました。
今回は、マンション生活におけるペット飼育の問題について、取り上げたいと思います。
マンションみらい価値研究所の調査(https://www.miraikachiken.com/report/220804_report_01)によれば、2003年を境に、ペット飼育可の新築分譲マンションが急増しているとのことです。その背景としては、1997年に、国土交通省が改正「中高層共同住宅標準管理規約」において、ペット飼育を「規約で定めるべき事項」と初めて記載したことにより、ペットに関する規約の作成を促したことが挙げられます。また、2002年に、株価がバブル崩壊後最安値を記録するなど、景気が後退した世の中で、ペットに救いや心の癒しを求める人が増えたことも関係しています。
現在では、ペット飼育不可の新築分譲マンションを見つけるのは難しくなっています。
新築分譲マンションでペット飼育可が主流になってきたことを受けて、既存マンションでも2003年以降、ペット飼育禁止からペット飼育可にルール(管理規約)を変更するマンションが増えてきました。また、賃貸マンションでも、ペット飼育可の物件数は年々増える傾向にあります。
他方、国土交通省が実施した「令和5年度マンション総合調査」(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001750161.pdf)によると、分譲マンションの「居住者間の行為、マナーをめぐるトラブル」のうち、「生活音」が43.6%と最も多く、次いで「違法駐車」が18.2%、そして「ペット飼育」が14.2%とのことです。この「生活音」、「違法駐車」、「ペット飼育」は、「マンション3大トラブル」といわれています。
最近では、ペット飼育可のマンションが多くなったり、全般的に飼い主の方の飼育モラルが高くなっていたりはしています。とはいえ、多くの人々が暮らすマンションでは、依然として、一部のモラルに欠ける飼い主がいるため、ペット飼育に関するトラブルはなくなりません。
マンションにおけるペット飼育に関するトラブルの多くは、飼い主の方が建物内の共用部分に犬を連れ出す際に起こりやすくなります。例えば、「エレベーター内におしっこをした形跡がある」、「共用部分の廊下にふんや抜け毛が放置されている」、「共用部分の廊下やエントランスで犬を放している」などです。このような行動は、ルールを守らない飼い主のモラルの問題です。
ペットアレルギーや過去のトラウマを抱える住民だけでなく、ペットが特に好きでも嫌いでもない住民にとっても、ペットの排せつ物や抜け毛、鳴き声などが心地良いはずがありません。また、ペットは、飼い主の方にとっては家族の一員であっても、他人から見れば動物です。ペットが動物である以上は、行動や習性、臭いなどが他の住民に対して不快感を招く恐れがあります。
このように、飼い主の方と近隣住民との意識の差が、無用のもめ事を生む原因となっています。
ペットをめぐる飼い主の方と近隣住民との間の調整は、簡単ではありません。たとえ問題が解決したとしても、後に感情的なしこりが残ることもあります。
しかしながら、飼い主の方の小さな心掛けが、同じ屋根の下で暮らす近隣住民の生活の平穏を守るだけでなく、飼い主の方自身、そしてペットが幸せに暮らすための第一歩であることを十分に認識する必要があります。
マンション生活とペットとの関係は、ネガティブな話ばかりではありません。いい話も多くあります。
マンション事情に精通している、住宅評論家の櫻井幸雄氏は、著書『資産価値を高めるマンション管理の鉄板事例48』(ダイヤモンド社発行)のなかで、ペットを飼っているマンション住民と管理人との心温まるエピソードを紹介されています。その一部を以下に示します。
・マンション上階から落下して衰弱していた飼い主不明のハムスターを、管理人が発見。自費で動物病院の診察を受けさせたところ、ハムスターは無事に回復した。後に判明した飼い主の方から、大いに感謝された。
・マンションに単身で暮らす老婦人の方が、かわいがっていた小型犬に先立たれた。それを知った管理人が、お供えのドッグフードと線香を持ってお悔やみに行くと、話相手のなくなった老婦人の方から、涙ながらに感謝された。
ペットは、生活に潤いと癒しを与えてくれる大切な存在です。
マンションでは、飼い主の方に加え、近隣住民を含めた穏やかなペットとの生活を実現・維持していくことが重要です。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
仙台市地下鉄東西線の荒井駅を玄関口として、七北田川流域から名取川流域にかけての仙台湾に面する海浜・田園エリアは、「仙台海手(せんだいうみのて)」と呼ばれています。
一帯は、東日本大震災で襲った津波により、甚大な被害を受けました。しかし、現在では、新しい施設や道路の整備が進み、活気を取り戻しつつあります。
仙台東部道路の仙台東インターチェンジを降りて10分ほど走ったところで視線を下に向けると、広大な敷地に立ち並ぶビニールハウスが見えます。そこが、今回ご紹介する観光農園「JRフルーツパーク 仙台あらはま」です。
震災からちょうど10年の節目となる2021年3月、「JRフルーツパーク 仙台あらはま」は、住宅街が広がっていた若林区荒浜地区の防災集団移転跡地にオープンしました。開業から、30万人以上のお客さまが来場しています。周辺のサイクリングロードなどが整備され、同施設を目当てに訪れる方が増えました。現在では、「フルパ」の愛称で親しまれています。「フルパ」でお出迎えしてくれる(といっても、動かないですが)公式キャラクターは、「フルパちゃん」です。
敷地約11ヘクタールのうち、8.1ヘクタールに、イチゴ、リンゴ、ナシ、ブドウ、ブルーベリー、キウイフルーツ、イチジク、フサスグリの8品目156品種を栽培。観光農園としては東日本最大規模だそうです。年間を通じて多彩なフルーツ狩りが楽しめる、東北地方唯一の施設です。
園内には、直売所、カフェ・レストラン、加工体験室が併設されています。
直売所「あらはまマルシェ」では、農園が生産したフルーツのほか、近隣の農家の方が生産した野菜や、授産施設で作ったお菓子などを販売しています。
おしゃれなカフェ・レストラン「Les Pommes(レ・ポム)」は、ホテルメトロポリタン仙台の腕利きのシェフがプロデュースしています。農園と地元産の旬の食材を使った料理やデザート、ドリンクなどが楽しめます。
加工体験室では、収穫物をお客さま自ら加工・調理できるキッチンなどを備えています。
農園、直売所といちごハウスの営業時間は、午前10時~午後4時。カフェ・レストランの営業時間は、午前11時~午後4時です(カフェは午前10時から営業。ラストオーダーは午後3時)。入園は無料。休園日は、火曜日と年末・年始です。
農園では、フルーツ1品目がなるべく長く楽しめるように、定番の品種から珍しい品種まで収穫時期をずらしながら、多くの品種を栽培しています。
栽培するさまざまなフルーツの中でも、農園の想定を超える人気を博したのが、イチジクでした。直売所の店頭で売り出すと、午前中に完売する日もあるくらい人気です。農園では、皮ごと食べられる品種のイチジクを16品種も栽培しています。仙台市周辺ではほとんど流通していない品種の摘み取りができ、また、直売もしています。
宮城県のイチジク栽培面積は、全国第5位です。旬は初秋です。県内では、古くから、未熟な青いイチジクを甘露煮にして食べる全国的に珍しい風習があります。県内のイチジクの主産地は、丸森町、蔵王町、角田市、南三陸町、石巻市、山元町などです。仙台市内でも栽培されています。
日本国内で市販されているイチジクの果実の約8割を占める「桝井(ますい)ドーフィン」という品種は、寒さに弱いため、宮城県での栽培は困難です。県内で栽培されているイチジクの多くは、宮城県農業・園芸総合研究所によるDNA分析、葉の形や枝に対する果実の付き具合に関する調査から、寒さに強い「ブルンスウィック」という品種であることがわかっています。
イチジクは、ほかの果樹と比べて、植え付けから収穫までの年数が短いことなどから、震災以降、新たに栽培されるケースが増えています。
「JRフルーツパーク 仙台あらはま」は、震災からの復興をリードする存在です。
「JRフルーツパーク 仙台あらはま」のスタッフの1人は、「多くの人たちの思い出が詰まった土地。フルーツパークの知名度を上げて荒浜をにぎやかにしたい」と意気込みます。
「JRフルーツパーク 仙台あらはま」では、施設の海側の土地10.6ヘクタールを整備することで、敷地面積を現在の約2倍に拡大します。サクランボ、プルーン、スモモを栽培品目に加えるとともに、新たに屋外フードコートや鉄道を中心とした震災史料館を整備して、2027年ごろのリニューアルオープンを予定しています。広さと動員客数で日本一の観光農園を目指すとのことです。「JRフルーツパーク 仙台あらはま」の今後にも、期待が高まりますね。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
大切に飼っていた愛犬がある日、自動車にひかれて大けがを負いました。加害者である自動車の運転手に対して、治療費と慰謝料を請求できるのでしょうか。
ペットは、飼い主の方にとって、かけがえのない存在であるだけでなく、大切な家族の一員です。
家族の一員とはいうものの、ペットを含む動物は、日本の民法では「物(もの)」とみなされます。そのため、ペットの交通事故は、物損事故として扱われます。したがって、ペットの交通事故では基本的に、損害として治療費を請求できます。この場合の治療費は、理論的には、交通事故での自動車の修理費と同種のものです。
物が損傷した場合、損害の範囲は、被害を受けた物の時価(取得価格)が上限とされます。ペットの交通事故の場合は、ペットショップでのペットの購入代金などが上限の目安となります。
ただし、最近では、ペットが家族の一員として尊重されるようになるなど、ペットに対する価値観が変化しています。これを受けて、裁判所は、一般論に修正を加え、時価相当額を参考としたうえで、社会的に相当な金額を認定することがあります。そうした裁判例としては、6万5000円で購入した飼い犬の交通事故について、購入代金を大幅に上回る11万1500円の治療費と、2万5000円の車いす製作料の請求が認められたケースがあります(名古屋高裁平成20年9月30日判決)。
交通事故によって物が損傷した場合、慰謝料の請求は一般的には認められません。前述したとおり、ペットは、法律上は物として扱われますので、交通事故によりペットが被害を受けた場合であっても、慰謝料は認められないというのが基本的な考え方です。
しかしながら、ペットは、単なる物ではなく、生命を持つ存在です。そのため、ペットが交通事故により重篤な傷害を負ってしまった場合や、死亡した場合の損害として、飼い主の方が被る精神的苦痛に対する慰謝料の請求を認める裁判例も増えてきています。ペットが死亡していたとしても、たかだか5万円程度という時代もありましたが、近年では、飼い主の方1人当たり数十万円の慰謝料が認められるようにはなりました。ただし、飼い主の方としては、決して十分に満足のいく金額ではないと考えられます。
裁判例を見ますと、飼い犬のラブラドール・レトリバー(8歳齢)を普通乗用自動車の後部座席に乗せて走行していたところ、後続の大型貨物自動車に追突され飼い犬が腰椎(ようつい)圧迫骨折の傷害を負い、重い後遺症が残った事例では、子どものいない飼い主ご夫婦にとって、飼い犬がわが子に匹敵するほどの存在であったこと、けがの程度が重いことなどを考慮して、夫婦1人当たり20万円の慰謝料が認められました(名古屋高裁平成20年9月30日判決)。
交通事故によりペットが死亡した際の火葬費用や葬儀費用も、損害の範囲として認められるようになってきています。
普通乗用自動車に衝突して飼い犬のパピヨン(1歳6か月齢のオス)が死亡した事例では、損害として、火葬費用2万2000円が認められました(大阪地裁平成18年3月22日判決)。
盲導犬の交通事故という特殊な事例ではありますが、大型貨物自動車に衝突されて死亡した盲導犬の損害賠償として、火葬費用4万円が認められました(名古屋地裁平成22年3月5日判決)。
また、飼い主の方の自宅前を通る道路に飛び出してしまった飼い犬のポメラニアン(オス)が、自動車にひかれて死亡した事例において、裁判所は、葬儀費用3万3600円と、葬儀場までの交通費7245円を認めました。しかし、遺骨ペンダント代までは認めませんでした(東京地裁平成24年9月6日判決)。
なお、飼い主の方には、ペットを適正に管理する責任があります。事故の発生・原因について飼い主の側に何らかの落ち度があると判断された場合は、飼い主の方の管理責任が問われ、請求できる額が減額されることがあります。
飼い主の方は、ペットが交通事故に遭わないように、日頃から注意を払う必要があります。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
近年、ペットの家族化が進むに伴い、ペットを自宅の中で飼う人が増えています。一般社団法人 ペットフード協会が実施した調査によると、犬・猫では90%以上が室内飼いだそうです。
ペットは、家族の一員として癒しを与えてくれます。その一方で、飼い主の方の不在時に、室内で飼育する犬や猫がコンロを点火するといったペットによる火災事故が相次いでいます。
本記事では、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)が発表した情報に基づき、ペットが原因の事故の発生状況、事故の事例、そして、事故を防ぐためのポイントをご紹介します。
「犬・猫などのペットを部屋の中で飼っていれば安全」と思いがちです。しかし、実はそうではありません。
NITEの発表によると、ペットが原因の事故は、2013年度から2022年度までの10年間で61件発生したとのことです。そのうち、54件が火災に至っています。
事故の原因を見ますと、飼い主の方の不在時に、ペットがコンロの操作ボタンやスイッチに前脚を乗せたり、跳び乗ったりした弾みで点火したケースが最も多くなっています。
ペット別では、猫が最も件数が多く、製品全般にわたり事故が発生しています。ガスコンロやIHコンロなどのコンロのほか、太陽光発電用パワーコンディショナー、プリンターなどの高い位置にある製品に跳び乗って事故を発生させる傾向があります。これは、猫の高い身体能力も関係していると考えられます。
次に、ペットによる事故の事例をいくつかご紹介したいと思います。
【事故の内容】
飼い主の方が外出時に、IHコンロとその周辺を焼損する火災が発生した。
【事故の原因】
室内で飼っていた猫がIHコンロのスイッチを押したことにより、トッププレート上に置いていた金属製ボウルがIHヒーターにより加熱され、接触していた可燃物が出火したものと推定される。
【事故の内容】
飼い主の方が外出時に、リビングに設置していたプリンターとその周辺を焼損する火災が発生した。
【事故の原因】
室内で飼育していた猫がプリンターに尿をかけたことにより、内部の電気部品がショートして発火したものと推定される。
【事故の内容】
モバイルWi-Fiルーターが発火。製品および床が焦げた。
【事故の原因】
室内で飼っていた犬が、床の上で充電していたモバイルWi-Fiルーターにかみつき、製品を変形させたためショートして、事故に至ったものと推定される。バッテリーには、局所的な力が加わったことを示すへこみが認められた。
これまで紹介してきましたように、犬・猫ともに多くが室内で飼われているため、飼い主の方が放し飼いの状態で外出すると、思いがけない事故につながりかねません。
そこで、ペットによる事故を防ぐために、次に示すポイントに注意して、少しでもリスクを減らすことで、飼い主の方自身やご家族、大切なペットの命を守りましょう。これらのポイントについて二重三重の対策を心掛けることが大事です。
ペット(特に、犬や猫)は行動範囲が広いため、在宅中であっても目を離す際は、室内で放し飼いせず、ケージに入れておくようにしましょう。これは、在宅時に、大切なペットを火災から守るための有効な対策です。
ペットがガスコンロに寄りかかったり、IHコンロの上に登ったりして、操作ボタンやスイッチを押してしまうことがあります。万が一、そのような事態になっても火災につながらないよう、ペットを家に残して外出する際は、ガスコンロは元栓を閉め、IHコンロは主電源を切りましょう。
コンロに操作ボタンをロックする機能がある場合は、ロックをかけるようにしましょう。
コンロや暖房器具の周りに、ペットの興味を引くおもちゃ、フードなどを置いていると、ペットがコンロの火をつけたり、ストーブを倒したりした際に、製品の熱源に可燃物が接触することがあります。また、IHコンロの場合は、トッププレート上に金属製の鍋やボウルなどを放置していると、誤ってスイッチが入ったときに加熱される恐れがあるため、注意が必要です。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
【参考文献】
・独立行政法人 製品評価技術基盤機構のニュースリリース. ““もふもふプッシュ”にご用心~「ペットによる火災事故」を防ぐポイント~”. 2024-03-28.
https://www.nite.go.jp/data/000153596.pdf
ペットは今や、家族の一員といえる存在になりました。
飼い主として、家族であるペットの健康を守るのは、当然のことです。ペットに少しでも長生きしてほしいという願いから、ペットの食事やヘルスケアなどにお金をかける飼い主の方も増えています。
そうした傾向は、さまざまな調査の結果からも明らかになっています。
そこで今回は、ペット関連の保険を取り扱うアニコム損害保険株式会社が最近実施した「ペットにかける年間支出調査」の結果をご紹介します。
犬・猫それぞれについて、2023年1月1日~12月31日の1年間に1匹に支出した費用を調べたところ、犬が338,623円、猫が169,281円でした。
最も多く支出している項目は、犬・猫ともに、フード・おやつでした。犬は約6.4万円、猫は約5.2万円でした。
特に、猫では、前年の2022年よりも、フード・おやつ(前年比106.6%)とサプリメント(前年比125.9%)が増加していました。これに対して、犬ではいずれも減少しています。
猫の飼い主の方によるアンケートの回答では、「フードを上質なものに替えた」「便通改善のサプリメントを利用した」「歯をケアするおやつを増やした」といったコメントが寄せられました。
この結果から、飼い主の方が愛猫の健康を気遣って、フードやおやつ、サプリメントにお金をかける傾向が高まっていることがわかりました。
ウサギと小動物について、2023年の1年間に1匹にかける費用を調べたところ、光熱費(飼育に伴う追加分)が犬・猫よりも高いという結果が得られました。犬が約1.7万円、猫が約1.4万円であるのに対し、ウサギは約2.4万円、小動物は約2.0万円でした。なお、調査対象の小動物には、鳥、フェレット、モモンガ、リス、ハムスター、チンチラ、モルモット、ネズミ、ハリネズミ、カメ、トカゲ、ヘビを含みます。
暑さ寒さに弱くデリケートなウサギや、体の小さい小動物の飼育では、犬や猫以上に、温度管理が重要になります。本調査の方法・結果から、定義されている小動物が多岐にわたる点や、ウサギと小動物についての回答数が犬・猫よりも大幅に少ない点を考慮する必要はありますが、ウサギと小動物で光熱費がかかった理由を「エアコンや専用のヒーターなどを利用して、適正な温度に維持する必要があるため」という点に見いだすことはできそうです。
飼い主の方に対して、自身よりもペットに費用をかけている項目を聞いたところ、飼い主の方の30.4%が美容院(理髪店)代、次いで28.7%が医療費と回答しました。
その理由として、一部の飼い主の方からは、「ペットへの美容の出費は惜しまない。その代わり、自分が美容院に行く回数を減らす」という、ペットを優先するコメントが寄せられました。
他方、ペットは、人間よりも寿命が短いだけでなく、言葉も話せません。そのようなペットに、外見を整えて、1日でも長く健康に暮らしてほしい、という飼い主の方の願いや義務感も、調査結果に反映されたと考えられます。
最近では、ペット用のIoTアイテムを目にする機会が増えました。そこで、2021年に新しく購入したペット用IoTアイテムを尋ねたところ、犬の飼い主の方、猫の飼い主の方ともに、最も多かったのは「見守りカメラ」でした。
見守りカメラ(ペットカメラ)は、外出先からスマートフォンで、ペットの様子をリアルタイムで見たり、ペットとコミュニケーションを取れたりできることなどから、特に人気があります。
また、猫では、9%前後の飼い主の方が、自動給餌器、スマートトイレを購入していました。
ペット用IoTアイテムを含む、いわゆる「ペットテック」は、テクノロジーの力により、ペットと共に生活するうえで生じる不安や悩み、不便さを解消してくれます。
現在では、犬や猫も室内飼いが浸透することで、心理的にも物理的にも距離が近づき、一緒に過ごす時間が長くなりました。そうしたことから、ペットは、もはや家族の一員といえます。ペットに元気で長生きしてもらうために、食事の内容やヘルスケアなどに気を配る飼い主の方が増えています。
昨今は、物価や光熱費が高騰しています。飼い主の方が暮らしていくための費用とペットにかかる費用とのバランスをどのようにして取るかは、頭を悩ませるところではないでしょうか。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
【参考文献】
・アニコム損害保険のニュースリリース. “2023最新版 ペットにかける年間支出調査”. 2024-03-07.
https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2023/20240307/
・アニコム損害保険のニュースリリース. “【2021最新版】ペットにかける年間支出調査”. 2022-03-02.
https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2022/20220302/
「ペットは家族の一員」という考え方の広まりや、ペットの高齢化の進行などにより、ペットケアに関する高品質の商品・サービスが増えています。そのような状況下で、IoTやAIといったテクノロジーを活用してペットの飼い主を支援する「ペットテック」が近年、急速に進歩しています。
新型コロナウイルス禍が落ち着き、外出の機会が増えたことで、ペットテックへの関心が高まっています。住まいに関するSNS「ルームクリップ」では、ペットテックに関するさまざまな商品の2023年の検索水準が、コロナ禍前の2019年の7〜10倍以上になっています。
そこで今回は、「ペットテック」を取り上げ、その種類と代表的な商品をご紹介します。
「ペットテック」とは、以前から存在するペット関連の商品やサービスにIoTやAIといったテクノロジーを組み合わせて、従来にはなかった便利さや価値を提供する商品やサービスをいいます。量販店などでは、「ペット家電」と称して商品が販売されていることもあります。
ペットテックを活用することで、大切なペットの健康を守ると同時に、飼い主の手間や負担も軽くなります。その結果、ペットにとっても、飼い主にとっても、快適な暮らしをサポートできます。
ペットと長く暮らしていくために、ペットと共に生活するうえで生じる不安や悩み、不便さをテクノロジーの力によって解消できるペットテックは今後ますます、需要が高まっていくことが予想されます。
犬・猫の熱中症の初期症状としては、次のようなものが挙げられます。
ペットテックは主に、5種類に分類されます。その内容を次の表にまとめました。
分類 | 商品・サービス例 |
オンラインコマース | ペットのフードやおやつ、消耗品などのオンライン販売、オンラインによる各種サービスの提供 |
ハードウエア | 見守り用ウェブカメラ、双方向・電動式玩具など |
健康管理とトラッキング | ウエアラブルデバイス、健康モニター、運動量測定器、トリミング用品、身元確認など |
自動化 | 自動給餌器・自動給水器、自動ドア・自動フェンス、自動清浄機能付きトイレなど |
プラットフォーム(C2C※1、MOM※2) | ペットホテルの予約、ペットシッターのマッチングアプリ、獣医師との相談アプリなど |
※1 個人(一般消費者)の間で行う取引をいいます。
※2 異なるプラットフォーム間でアプリケーション同士が双方向に情報をやり取りするためのソフトウェアをいいます。
上の表にあるとおり、ペットテックといっても、その内容は多種多様です。近年、ペットや飼い主の行動パターンは、一様ではなく、多様化・複雑化しています。それに伴って、さまざまな商品やサービスが登場しています。
最後に、ペットテックの代表的な商品をご紹介したいと思います。ホームセンターや家電量販店のほか、インターネット上でも入手可能なものをピックアップしました。
ペット専用の見守りカメラは、ペットテック商品の中でも特に人気があります。外出先でも、スマートフォンの画面から、ペットの様子をリアルタイムで見たり、ペットに声をかけたりすることができます。
最近のペットカメラは、さまざまな機能が充実しているのが特徴です。例えば、映像を録画してダイジェストとして編集してくれる商品は、忙しい時でも短時間でまとめてペットの様子を確認できます。また、動いたものを検知(動体検知)して自動的に録画する機能を搭載した機種も増えています。
「旅行先からでも猫の様子を見られて、便利さを実感した」と言うペットカメラのユーザーの方もいます。ペットカメラがあれば、自宅を長時間留守にしていても安心ですね。
自動給餌器は、設定した時刻に、設定した量のフードを与えてくれます。留守中でも安心なのはもちろん、決められた量を正確に給餌できるため、ペットの食事管理、ひいては健康管理にも役立ちます。
ペットには、フードだけでなく、水も切らさずにあげる必要があります。そうしたことから、自動給餌器と自動給水器がワンセットになった商品もあります。
旅行する際、以前は、ペットを動物病院に預けていたという自動給餌器のユーザーの方によれば、「自動給餌器を導入してみると、ペットも問題なく利用できた。そのため、高額でペットの嫌がる動物病院にわざわざ預ける必要がなくなった」とのこと。自宅でのペットの世話を自動化することによる恩恵を享受している方も多くいます。
猫がトイレに入ると、センサーが感知して、自動的に排せつ物を処理してくれるトイレがあります。それが、全自動トイレです。保護猫を飼われている、経済評論家の勝間和代さんも、自身の動画チャンネルにおいて、全自動トイレが便利で役立っていると、おススメされていました。全自動トイレは常時、トイレを清潔な状態に保ってくれます。トイレ掃除の手間が減らせるだけでなく、ニオイもあまり気にならなくなります。
全自動トイレのほかにも、猫の毎日の尿量や排尿回数などのデータを分析することにより、アプリを通じて猫の健康管理ができるセンサー付きのペットトイレもあります。
このように、それまでは把握が難しかったペットの健康状態を管理できる商品も登場しています。
ペットは、癒しの対象であるとともに、人生の相棒です。
愛するペットとは、1日でも長く過ごせるようにしたいもの。
ペットテックを活用して、大切なペットと安心して触れ合う時間をさらに作ってみてはいかがでしょうか。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
ジュウシマツ(十姉妹)は、性格が温和であるため、ペットとして飼育しやすい小鳥です。
ジュウシマツを見ていると、「さえずり」と呼ばれる、連続した長い鳴き声を発することに気付きます。ジュウシマツは、さえずりを通じて、コミュニケーションを取ることが知られています。
そのジュウシマツのさえずりに関して最近、新しい発見がありました。
今回は、ジュウシマツのさえずりに関する、東北大学の研究グループによる最新の研究成果をご紹介します。
ジュウシマツは、インドや東南アジアに生息する「コシジロキンパラ」という小鳥を、江戸時代に日本で改良して飼いならしたものです。スズメよりも少し小さいサイズの鳥です。九州の大名たちの間では、「幸福を呼ぶ鳥」として、飼育するのが流行しました。
ジュウシマツでさえずりを発するのは、オスだけです。ジュウシマツのオスは、ヒナの頃から、自分の父親を含めた複数のオスのさえずりを聴いて後天的にさえずりを覚えることがわかっています。このように耳から聴いた声をまねて発音できる動物は、ジュウシマツやオウムなどの一部の鳥類と、イルカやシャチなどのクジラの仲間、そして人間だけです。
ジュウシマツのさえずりは、祖先のコシジロキンパラとは全く異なり、文法的な構造をもつ、複雑でオリジナリティに富んだものであるとされています。
鳥類のなかには、天敵が現れた場合、相手によってさえずりの仕方を変える鳥がいます。しかし、それが、仲間に警戒シグナルを伝えようとして意図的に変えているのか、それとも、恐怖のような情動により結果として変わっていたのかは、わかっていませんでした。
東北大学大学院 生命科学研究科(宮城県仙台市青葉区片平)の研究グループは、まず、さえずりを瞬時に文字化するコンピュータープログラム(SAIBS)を開発します。このプログラム用いてジュウシマツのさえずりを文字に置き換えてみたところ、さえずりがいくつかの音の組み合わせから構成されていることがわかりました。
次に、ジュウシマツを使って実験を開始。実験では、特定の音が一定回数を上回った場合に、「報酬」としてジュウシマツに仲間の動画をモニターで見せる「条件づけ」を繰り返しました。条件づけを1~2週間続けた後、特定の音の回数は、条件づけの前よりも増えました。一方、仲間の動画を見せなかった日や、特定の音を繰り返さなくても動画を見せた日には、変化がありませんでした。このようなことから、ジュウシマツが「仲間の姿を見る」という目的のために、意図的にさえずりの内容を変えていることがわかりました。
ジュウシマツに仲間の動画を見せると、モニターに映った仲間に向けて盛んにさえずりを発します。その姿はまるで、仲間に話しかけているようにも聞こえるそうです。ジュウシマツは、仲間の動画を見ると、明らかにさえずりのパターンを変えるのです。興味深い発見ですね。
報酬欲しさに音声を変える。人間社会でも、そういう人、いませんか?
今回の研究では、ジュウシマツが人間の言葉のように、目的や状況に応じて、柔軟に音声を使い分ける能力があることがわかりました。このことは、動物の音声コミュニケーションが、それまで考えられていた以上に、人間の言語コミュニケーションに近い可能性があることを示しています。
また、ジュウシマツのさえずりの使い分けには、ジュウシマツの脳内の特定の神経回路が関与していることも明らかになりました。
神経細胞自体は、小鳥と人間とでは基本的にそう変わらないとのことです。研究グループは今後、今回の研究成果を、人間の言葉が脳内でどのように作られ認識されているのかを解明することにつなげたいとしています。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫はもちろん、小鳥、ハムスターやリス、ウサギなどの火葬も受け付けています。動物の体長は75センチメートルまで、体重は15キログラムまで対応可能です(詳細は、お問い合わせください。)。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
・東北大学のプレスリリース. “鳥はさえずりの内容を目的に応じて柔軟に変えられる:さえずり中の音をテキスト化するプログラム開発によって判明”. 2024-04-24.
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv_press0425_01web_bird.pdf
ジュウシマツ(十姉妹)は、性格が温和であるため、ペットとして飼育しやすい小鳥です。
ジュウシマツを見ていると、「さえずり」と呼ばれる、連続した長い鳴き声を発することに気付きます。ジュウシマツは、さえずりを通じて、コミュニケーションを取ることが知られています。
そのジュウシマツのさえずりに関して最近、新しい発見がありました。
今回は、ジュウシマツのさえずりに関する、東北大学の研究グループによる最新の研究成果をご紹介します。
ジュウシマツは、インドや東南アジアに生息する「コシジロキンパラ」という小鳥を、江戸時代に日本で改良して飼いならしたものです。スズメよりも少し小さいサイズの鳥です。九州の大名たちの間では、「幸福を呼ぶ鳥」として、飼育するのが流行しました。
ジュウシマツでさえずりを発するのは、オスだけです。ジュウシマツのオスは、ヒナの頃から、自分の父親を含めた複数のオスのさえずりを聴いて後天的にさえずりを覚えることがわかっています。このように耳から聴いた声をまねて発音できる動物は、ジュウシマツやオウムなどの一部の鳥類と、イルカやシャチなどのクジラの仲間、そして人間だけです。
ジュウシマツのさえずりは、祖先のコシジロキンパラとは全く異なり、文法的な構造をもつ、複雑でオリジナリティに富んだものであるとされています。
鳥類のなかには、天敵が現れた場合、相手によってさえずりの仕方を変える鳥がいます。しかし、それが、仲間に警戒シグナルを伝えようとして意図的に変えているのか、それとも、恐怖のような情動により結果として変わっていたのかは、わかっていませんでした。
東北大学大学院 生命科学研究科(宮城県仙台市青葉区片平)の研究グループは、まず、さえずりを瞬時に文字化するコンピュータープログラム(SAIBS)を開発します。このプログラム用いてジュウシマツのさえずりを文字に置き換えてみたところ、さえずりがいくつかの音の組み合わせから構成されていることがわかりました。
次に、ジュウシマツを使って実験を開始。実験では、特定の音が一定回数を上回った場合に、「報酬」としてジュウシマツに仲間の動画をモニターで見せる「条件づけ」を繰り返しました。条件づけを1~2週間続けた後、特定の音の回数は、条件づけの前よりも増えました。一方、仲間の動画を見せなかった日や、特定の音を繰り返さなくても動画を見せた日には、変化がありませんでした。このようなことから、ジュウシマツが「仲間の姿を見る」という目的のために、意図的にさえずりの内容を変えていることがわかりました。
ジュウシマツに仲間の動画を見せると、モニターに映った仲間に向けて盛んにさえずりを発します。その姿はまるで、仲間に話しかけているようにも聞こえるそうです。ジュウシマツは、仲間の動画を見ると、明らかにさえずりのパターンを変えるのです。興味深い発見ですね。
報酬欲しさに音声を変える。人間社会でも、そういう人、いませんか?
今回の研究では、ジュウシマツが人間の言葉のように、目的や状況に応じて、柔軟に音声を使い分ける能力があることがわかりました。このことは、動物の音声コミュニケーションが、それまで考えられていた以上に、人間の言語コミュニケーションに近い可能性があることを示しています。
また、ジュウシマツのさえずりの使い分けには、ジュウシマツの脳内の特定の神経回路が関与していることも明らかになりました。
神経細胞自体は、小鳥と人間とでは基本的にそう変わらないとのことです。研究グループは今後、今回の研究成果を、人間の言葉が脳内でどのように作られ認識されているのかを解明することにつなげたいとしています。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫はもちろん、小鳥、ハムスターやリス、ウサギなどの火葬も受け付けています。動物の体長は75センチメートルまで、体重は15キログラムまで対応可能です(詳細は、お問い合わせください。)。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
↓↓↓お問い合わせは、こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.izumi-pet.com/contact_form/
・東北大学のプレスリリース. “鳥はさえずりの内容を目的に応じて柔軟に変えられる:さえずり中の音をテキスト化するプログラム開発によって判明”. 2024-04-24.
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv_press0425_01web_bird.pdf