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日本人で初めてチョコレートを食べた支倉常長

2026年05月20日

伊達政宗の命を受け、スペインおよびイタリアに使節として派遣されたことで知られる、仙台藩士・支倉常長。日本史の教科書にも登場する人物です。「慶長遣欧使節(けいちょうけんおうしせつ)」を率いた支倉常長は、日本人で初めてチョコレートを味わったとされています。
今回は、支倉常長にまつわる興味深いエピソードや、常長をもとに誕生したゆるキャラ、常長のお墓を紹介します。

チョコレートを飲んだ?

支倉常長らの慶長遣欧使節は、1613年(慶長18年)に、牡鹿郡(現在の石巻市)月の浦を出航。太平洋を渡りスペイン領メキシコを経由して、さらにメキシコから大西洋を横断しスペインに上陸しました。1615年(元和元年)にマドリードで、スペイン国王に謁見(えっけん)。そこで、常長は外交交渉に臨むとともに、教会で洗礼を受けます。次いで、イタリアのローマを訪れ、ローマ教皇の謁見にも成功します。

メキシコは、カカオの原産地です。スペインにおいても、16世紀にはチョコレートが伝わっていました。したがって、常長らがメキシコおよびスペインに滞在していた時期に、両地域ではすでにチョコレートが食されていました。このことから、常長らが「日本人で初めてチョコレートを食べた」という説があると考えられます。しかしながら、常長ら一行がチョコレートを味わったかどうかの記録は、全く残っていません。

また、当時のメキシコおよびスペインでは、チョコレートは飲み物として口にされていました。現在のような固形の食べるチョコレートが誕生するのは、19世紀半ばです。ですから、「日本人で初めてチョコレートを飲んだ」という表現が正しいのかもしれませんね。

常長の意志を受け継ぐ「チョコえもん」

常長は、現在の柴田郡川崎町支倉地区の出身です。
その川崎町に、常長をモチーフにした、ゆるキャラがいるのをご存じでしょうか。
その名も、「チョコえもん」。同町の観光PRキャラクターです。最近では、ミヤギテレビの情報番組『OH!バンデス』の人気コーナー「TAXIめし リターンズ」で、あの斉藤ブラザーズとも共演を果たしています。

「チョコえもん」というネーミングは、常長の本名「六右衛門(ろくえもん)」と、常長が日本人で初めて口にしたとされるチョコレートとをミックスさせたものです。「チョコえもん」が犬の“姿”をしているのは、常長の肖像画に犬が描かれているためです。ローマ教皇に謁見するためローマを訪れた際の姿をヨーロッパ人画家が描いたとされる、常長の肖像画「支倉常長像」には、つぶらな瞳の黒い犬が常長の足元にお座りしています。
ちなみに、「チョコえもん」の年齢は400歳以上だとか…

川崎町では、温泉から廃棄されるお湯の熱を利用したカカオ栽培に取り組んでいます。東北地方では初めてのカカオ生産の試みです。将来的には、育てたカカオを原料にしたチョコレートの商品化を目指しています。

ヨーロッパ最古の図書館に保管されている、常長の使用済み鼻紙

常長ら一行が船でスペイン・バルセロナからイタリア・ジェノバに渡る途中、嵐のため一時寄港したフランスの港町サン・トロペでは、一行の鼻をかんでは捨てる絹のような和紙の鼻紙をめぐって、現地の人たちがこぞって注目、先を争って拾った、というエピソードが残っています。和紙の鼻紙は、フランス人には高級品に見えたようです。捨てられた鼻紙の中でも、最も貴重視されたのは常長のものだったそうです。

この時、一行の使っていた鼻紙の実物は、ヨーロッパ最古の図書館であるローマの「アンジェリカ図書館」に保管されています。
また、鼻紙に使われていた和紙は、白石地方(現在の宮城県南部)が産地の白石和紙だったといわれています。白石和紙は、江戸時代、仙台藩により、産業の振興策として生産が奨励されていました。

仙台に眠る常長

常長は、努力にもかかわらず、目的が達成されないまま、1613年(慶長18年)の出航から7年後の1620年(元和6年)にようやく帰ってきます。そのころ日本では、キリスト教の弾圧や鎖国政策により、常長ら一行が牡鹿を出航した時とは国内の情勢が一変していました。常長は、仙台に帰ってから1年足らずのうちに、51歳で病死したとされます(五野井隆史. 支倉常長. 吉川弘文館, 2003.)。

常長のお墓といわれるものは、宮城県内に3か所あります。「北山五山」の1つである「光明寺」、常長のふるさとである川崎町の「円福寺」、そして、ひそかに隠居していたと伝わる黒川郡大郷町の山地(「支倉常長メモリアルパーク」付近)です。
「北山五山」とは、仙台城下を守る鬼門封じや関門として築かれたとされる5つの寺院の総称。寺院が多く点在する北山丘陵の東端にある光明寺(仙台市青葉区青葉町)は、伊達家初代当主・朝宗(ともむね)公の夫人の菩提(ぼだい)寺です。常長のお墓の脇には、慶長遣欧使節の案内役を務めた宣教師ルイス・ソテロの碑があります。

使節が持ち帰った資料は、「慶長遣欧使節関係資料」として国宝に指定され、仙台市博物館に所蔵されています。支倉常長の偉業を知るうえで貴重な資料が今も仙台で大切に残されているのは、天国に旅立った常長にとっても、せめてもの救いではないでしょうか。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」は、犬・猫をはじめとするペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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犬を飼っている子どもは幸福度が高い

2026年05月12日

犬は、古くから「人間の最良の友」として親しまれてきました。
最新の研究により、犬との生活が、子どもの心身の成長に良い影響を与えることが明らかになりました。思春期という多感な時期に犬を飼育している子どもは、飼育していない子どもと比べて幸福感が高く、社会性も豊かであると報告されています。
今回は、麻布大学などの研究チームが発表した研究成果をもとに、犬との生活が子どもの内面にどのような変化をもたらすのか、そのメカニズムについて、ひも解いていきます。

思春期に犬を飼育している子どもは、社会性や幸福感が高い

思春期は、人生において家族や友人などの周囲の環境から最も強く影響を受ける、大切な時期です。
思春期の子どもの健康・発達に関する、アジア最大規模の調査データを分析した結果、13歳の時点で犬を飼育している子どもは、1年後の14歳の時点において、情緒面や行動面での課題が少ない傾向にあることが分かりました。

具体的には、犬を飼っている子どもは、対人関係や感情のコントロールに関わる行動上の課題が統計的に低い水準にあることが示されています。犬と触れ合う時間は、ストレスや不安を軽減してリラクゼーションを促すとともに、他者との社会的な絆を強める効果があると考えられています。

このように、思春期に犬と過ごす経験は、孤独感を和らげ、ウェルビーイング(幸福感)を高めるために重要な役割を果たしているのです。

幸福度向上のカギは、愛犬との生活による微生物の変化だった

犬の飼育が子どもの幸福度を高める背景には、私たちの体に住み着いている微生物の変化が深く関わっていることが示唆されています。私たちは普段意識することはありませんが、体の中や表面には膨大な数の微生物が生息しています。これらは「微生物叢(びせいぶつそう)」と呼ばれます。最新の研究では、犬を飼っている家庭は飼っていない家庭と比べて、環境中の微生物が多様である結果、飼い主の微生物叢も豊かになることが報告されています。

特に、犬と飼い主が直接触れ合うなどの日常的な交流を通じて、口の中や腸内の微生物叢が変化することが分かってきました(なお、犬との身体的な触れ合いにあたっては、触れ合いの後の手洗いをはじめとした基本的な衛生管理を継続することが大切です。)。

今回の研究においても、犬を飼っている子どもの唾液に含まれる微生物叢を分析したところ、犬を飼っていない子どもとは異なる、特徴的な微生物のバランスを持っていることが確認されました。近年注目されている「脳腸相関」という考え方によれば、体内の微生物が生成する物質が脳に信号を送ることで、私たちの気分や不安、社会的な行動に影響を与えるとのことです。この考え方に基づくと、愛犬との生活による微生物叢の変化が、子どもの心の安定に寄与している可能性が高いのです。

子ども→マウスの微生物移植で、社会性の向上が確認された

微生物叢と幸福感との関係をより確かなものにするために、倫理的な手続きのもとで、犬を飼っている子どもの口内微生物を、特定の条件下で育てたマウスに移植して、その後の行動を観察しました。すると、移植を受けたマウスは、初対面のマウスに対して積極的に匂いを嗅ぎに行くなど、高い社会性を示すようになりました。また、身動きのとれない状況に置かれた仲間のマウスに対しても、心配そうに近づいて様子をうかがう「前関心」と呼ばれる、共感性に基づいた行動が増えることも確認されました。

さらに詳しく分析を進めると、社会性の向上には、特定の菌が深く関わっていることが突き止められました。この菌の量が多いほど、子どもたちの間では行動上の課題が少なく、マウスでは仲間への思いやりを示す行動が多く見られました。つまり、犬との生活を通じて子どもの体内に定着した特定の菌が、脳に働きかけて社会性や共感性を引き出している、という科学的メカニズムの一端が明らかになったと言えます。

ワンちゃんとの生活は、子どもの心と体を健やかに整えてくれる

「犬との生活が子どもの幸福度に良い影響を与える」という傾向には、感情的な結びつきだけでなく、体内の微生物叢の変化という生物学的なプロセスも関係していることが分かりました。思春期という大切な時期に、愛犬との触れ合いを通じて社会性や共感性が育まれることは、子どもの成長にとってかけがえのない糧となります。

もちろん、住環境やアレルギー、家族の事情など、さまざまな理由から犬を飼うことが難しいご家庭も多くあります。犬との生活はあくまでも、子どもの成長を後押しする要因のひとつです。犬のいない家庭では豊かな成長が得られない、ということではありません。動物との触れ合いの機会は、動物カフェや地域の動物ふれあいイベントなど、さまざまな形で得ることも可能です。

犬と暮らせる環境にある方にとっては、愛犬はまさに家族全員が笑顔で過ごせると同時に、子どもの心と体を健やかに整えてくれる、頼もしいパートナーと言えるでしょう。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」は、犬・猫をはじめとするペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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【参考文献】
〇 麻布大学によるプレスリリース. “イヌを飼育する児童の幸福度の上昇には細菌叢の変化が関与”. 2025-12-04.
https://www.azabu-u.ac.jp/topics/2025/1204_47472.html
(参照 2026-05-11).

しっぽ付き骨壺、さわれるご遺灰…… ペットの最新メモリアルグッズ3選

2026年05月06日

近年、インテリアにもなじむ、さまざまなペット専用メモリアルグッズが続々と登場しています。
今回は、ペットの最新メモリアルグッズを3つ厳選して、ご紹介したいと思います。

“もこもこしっぽ”が付いた、かわいい骨壺|『しっぽの骨壺』

一つ目は、しっぽが付いている、かわいい骨壺(こつつぼ)のご紹介です。
株式会社ドッコが販売する『しっぽの骨壺』には何と、最大336通りのカラーとサイズとのバリエーションがあります。同社は、2025年8月に設立。ペットの骨壷など、ペットの供養に関する商品を販売しています。

しっぽのカラーは、全42色です。毛色や模様をイメージして選べます。
しっぽの素材は、天然ウール。ふんわり、もこもことしたしっぽは、思わず触れたくなります。ウール部分は、1点ずつ、職人の手で仕上げています。丸みや毛並みなど、一つ一つ違うのが特徴です。

骨壷本体は、陶器から出来ています。佐賀県は嬉野(うれしの)の400年以上続く焼き物「肥前吉田焼」の新素材を使用することで、一般の磁器と比べて1.5倍の強度を備えています。
骨壷本体のカラーは、ホワイト、グレーから選べます。サイズは、2寸(約200cc)、3寸(約500cc)、4寸(約1000cc)、5寸(約2100cc)のラインナップ。チワワやミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬から、柴犬などの一部の中型犬、猫やウサギ、ハムスターなどの小動物まで、幅広い種類のペットに対応しています。

長い間生活を共にしてきたペットの記憶は、背中の色、お腹の色、おでこの色、尻尾の色といった「色」としても、感覚的に残っています。『しっぽの骨壺』のしっぽの色合いや毛並み、模様は、ありし日のペットの姿を思い出させてくれることでしょう。

📌詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.rakuten.co.jp/docco/

ご遺灰をさわれる“石”に|『cocony(ココニー)』

株式会社OurPlanは、2025年12月に、ペットのご遺灰を“手のひらに収まる小さな石”にした『cocony』の販売を開始しました。
『cocony』は、飾ったり手に取って触れたりすることができる、白を基調としたミニマルなデザインが特徴です。子どもの手で持てるほどの大きさです。同社の代表が、海外で提供されているペットメモリアルのサービスからヒントを得て、開発しました。

『cocony』の素材は、日本を代表する陶磁器「美濃焼」の産地である岐阜県多治見地方の土がベース。化学物質を一切使わず、複数種の自然由来の土を独自に配合し、一つずつ丁寧に成形・焼成しています。そうすることで、落としても割れにくい“石”が出来ました。体重3kg程度の猫のご遺灰から、およそ10個の石がつくれます。表面を丁寧に磨き上げているため、手触りは滑らかです。

『cocony』は、棚に置く、デスクに飾る、写真のそばに添えるなど、置き場所を選ばず、暮らしの中になじみます。また、カビの除去や水の交換などが必要ありませんので、管理の手間が減らせます。

📌詳細は、こちらをご覧ください。
https://coconystone.com/ja

愛鳥との思い出を木に残す壁掛け型アイテム|『ペットメモリアルツリー』

最後に、小鳥のためのメモリアルグッズを紹介しましょう。
2025年9月に誕生した『ペットメモリアルツリー』は、壁を活用した収納家具ブランド「KABEMONO(カベモノ)」を展開する株式会社 MIYABIが手掛ける、壁掛けタイプの商品です。「小鳥が安らげる止まり木」をイメージしてデザインされています。ツリーに、小鳥をかたどったバードタグを飾ることで、愛鳥と過ごした証しを残せます。

メモリアルツリーに使われている素材は、天然の無垢(むく)材です。家具製作を手がける職人が、国内の工房で一つ一つ丁寧に仕上げています。木材の選定から加工・仕上げまで、手間を惜しまずに、つくりました。本物の木ならではの木目や色合いは、一つとして同じものはなく、オンリーワンの存在感を放ちます。

メモリアルツリーには、小鳥の形をしたタグを飾れます。タグには、愛鳥のお名前、誕生日や旅立ちの日といった日付を刻むことが可能です。複数羽の愛鳥と一緒に暮らしてきた飼い主の方も少なくありません。ツリーに一羽一羽重ねていくことで、愛鳥たちとの記憶を一つの景色として残していけます。

📌詳細は、こちらをご覧ください。
https://item.rakuten.co.jp/kg38b/ptmm-tre/

ペット用のメモリアルグッズは昨今、多様化しています。それにより、商品選択の幅が広がりました。ご自身のセンスや生活スタイルなどに合わせて、愛するペットにふさわしい商品を選んでみてはいかがでしょうか。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」は、ペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。位牌(いはい)、ペット用仏壇、メモリアルカプセルなどのメモリアルグッズも各種取りそろえ、皆さまをお待ちしています。
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