近年、仏壇に供えるお花として、「プリザーブドフラワー」が注目を集めています。
プリザーブドフラワーは、水やりが不要でありながら、生花のような質感を長く楽しめます。このことから、現代の生活スタイルにマッチした新たな供養のかたちとして、プリザーブドフラワーを選ぶ方が増えています。ペットへのお供え花にふさわしい、コンパクトなプリザーブドフラワーも販売されています。
そこで今回は、プリザーブドフラワーの概要、プリザーブドフラワーの特徴とともに、プリザーブドフラワーを利用したペットのメモリアルグッズを中心に、紹介したいと思います。
プリザーブドフラワー(preserved flower)は、生花に特殊な加工を施して、色と質感を長く保てるようにしたものです。1990年代に開発され、切り花の水分を専用の保存液で置き換えて乾燥することにより、つくられます。インテリアやブーケなどに利用されています。ちなみに、”プリザーブド”とは「保存された、持続された」という意味です(注:「ブリザード」ではありません。)。
プリザーブドフラワーのポピュラーな素材は、バラ、カーネーション、アジサイなどです。最近では、胡蝶蘭(こちょうらん)、カトレア、ユリ、プルメリア、ガーベラ、菊、アスター、ジニアなど、種類が増え、品質も向上しています。
日本プリザーブドアロマフラワー協会(現・花と植物癒し協会)は、10月8日を「プリザーブドフラワーの日」と制定しています。プリザーブドフラワーが枯れることのなく、その美しさを保ち続ける「永久(とわ)の花」であることにちなんだ「と(10)わ(8)」という語呂合わせからだとか。同日は「はらこめしの日」でもあります(宮城県亘理郡亘理町が制定)。それにしても日本には、いろんな記念日がありますよね。
「永久の花」とも呼ばれるプリザーブドフラワー。その特徴は、次のとおりです。
プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工を施しているため、生花そのものの美しさと、しなやかさを保ち、長期間楽しめます。生花よりも軽く、ドライフラワーよりも、みずみずしい感触が特徴です。お花を手入れしたり、枯れたお花を片付けたりする手間・負担を減らせると同時に、仏壇などに飾るお花を絶やさずに済みます。
プリザーブドフラワーは、水を与える必要がありません。そのため、新しいお花を買いに出かけたり(特に、暑い時期は大変)、水を替えたりする手間・負担を減らせます。また、水の出入りを考えなくてもよいため、壁飾りやフレームアレンジといった飾り方をすることもできます。
プリザーブドフラワーは、水と土を使わないため、細菌が繁殖することがなく、衛生的です。食卓の周りや寝室などにも安心して飾れます。また、プリザーブドフラワーには、アレルギーの原因となる花粉や香りもありません。
プリザーブドフラワーを利用したペットのメモリアルグッズも登場しています。
プリザーブドフラワー専門店「ベル・フルール」(本社:東京都板橋区)が販売する「プリフォトフレーム」は、亡くなったペットの写真と一緒に飾れる小型の商品です。プリザーブドフラワーはフレーム内にコンパクトに飾られていますが、上品な鮮やかさがあります。リビングや棚の一角など、限られたスペースにも置きやすく、普段の暮らしの中で身近に供養できることから、人気を集めています。商品は、公式オンラインストアからも購入できます。
「プリフォトフレーム」の詳細はこちら
https://www.belles-fleurs-store.com/SHOP/314231/314239/list.html
プリザーブドフラワーとドライフラワーを材料として、花びらからペットの実寸大の肉球をつくるのは、富山県滑川(なめりかわ)市のフラワーデザイナー。彼女が「足あとフラワーアート」と名付けた商品は、オーダーメイドで一つ一つ手作りです。愛犬・愛猫の足形を撮影した写真をオンラインで送って注文します。厚みややわらかさが再現された肉球は、キャンバスまたは木製フレームに入ったガラスに飾ります。枯れることのない「足あと」は、そばに置いて、親しんで暮らしてきたペットとのつながりを身近に感じることができます。
「足あとフラワーアート」の詳細はこち
https://orangeflower.thebase.in
仙台市泉区の「いずみペット霊園」は、開園20年を迎えます。
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