いずみペット霊園・ペット火葬

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飼い主は自分よりもペットにお金をかける?

2024年07月30日

ペットは今や、家族の一員といえる存在になりました。
飼い主として、家族であるペットの健康を守るのは、当然のことです。ペットに少しでも長生きしてほしいという願いから、ペットの食事やヘルスケアなどにお金をかける飼い主の方も増えています。
そうした傾向は、さまざまな調査の結果からも明らかになっています。
そこで今回は、ペット関連の保険を取り扱うアニコム損害保険株式会社が最近実施した「ペットにかける年間支出調査」の結果をご紹介します。

猫は、フード・おやつ、サプリメントにかける費用が増加。健康志向が顕著に

犬・猫それぞれについて、2023年1月1日~12月31日の1年間に1匹に支出した費用を調べたところ、犬が338,623円、猫が169,281円でした。
最も多く支出している項目は、犬・猫ともに、フード・おやつでした。犬は約6.4万円、猫は約5.2万円でした。
特に、猫では、前年の2022年よりも、フード・おやつ(前年比106.6%)とサプリメント(前年比125.9%)が増加していました。これに対して、犬ではいずれも減少しています。
猫の飼い主の方によるアンケートの回答では、「フードを上質なものに替えた」「便通改善のサプリメントを利用した」「歯をケアするおやつを増やした」といったコメントが寄せられました。
この結果から、飼い主の方が愛猫の健康を気遣って、フードやおやつ、サプリメントにお金をかける傾向が高まっていることがわかりました。

ウサギや小動物では、光熱費が犬・猫よりも高い

ウサギと小動物について、2023年の1年間に1匹にかける費用を調べたところ、光熱費(飼育に伴う追加分)が犬・猫よりも高いという結果が得られました。犬が約1.7万円、猫が約1.4万円であるのに対し、ウサギは約2.4万円、小動物は約2.0万円でした。なお、調査対象の小動物には、鳥、フェレット、モモンガ、リス、ハムスター、チンチラ、モルモット、ネズミ、ハリネズミ、カメ、トカゲ、ヘビを含みます。
暑さ寒さに弱くデリケートなウサギや、体の小さい小動物の飼育では、犬や猫以上に、温度管理が重要になります。本調査の方法・結果から、定義されている小動物が多岐にわたる点や、ウサギと小動物についての回答数が犬・猫よりも大幅に少ない点を考慮する必要はありますが、ウサギと小動物で光熱費がかかった理由を「エアコンや専用のヒーターなどを利用して、適正な温度に維持する必要があるため」という点に見いだすことはできそうです。

飼い主の3割が、医療費、美容院代を自分よりもペットに多くかけている

飼い主の方に対して、自身よりもペットに費用をかけている項目を聞いたところ、飼い主の方の30.4%が美容院(理髪店)代、次いで28.7%が医療費と回答しました。
その理由として、一部の飼い主の方からは、「ペットへの美容の出費は惜しまない。その代わり、自分が美容院に行く回数を減らす」という、ペットを優先するコメントが寄せられました。
他方、ペットは、人間よりも寿命が短いだけでなく、言葉も話せません。そのようなペットに、外見を整えて、1日でも長く健康に暮らしてほしい、という飼い主の方の願いや義務感も、調査結果に反映されたと考えられます。

新たに購入したペット用IoTアイテムのうち最も多かったのは「見守りカメラ」

最近では、ペット用のIoTアイテムを目にする機会が増えました。そこで、2021年に新しく購入したペット用IoTアイテムを尋ねたところ、犬の飼い主の方、猫の飼い主の方ともに、最も多かったのは「見守りカメラ」でした。
見守りカメラ(ペットカメラ)は、外出先からスマートフォンで、ペットの様子をリアルタイムで見たり、ペットとコミュニケーションを取れたりできることなどから、特に人気があります。
また、猫では、9%前後の飼い主の方が、自動給餌器、スマートトイレを購入していました。
ペット用IoTアイテムを含む、いわゆる「ペットテック」は、テクノロジーの力により、ペットと共に生活するうえで生じる不安や悩み、不便さを解消してくれます。

現在では、犬や猫も室内飼いが浸透することで、心理的にも物理的にも距離が近づき、一緒に過ごす時間が長くなりました。そうしたことから、ペットは、もはや家族の一員といえます。ペットに元気で長生きしてもらうために、食事の内容やヘルスケアなどに気を配る飼い主の方が増えています。
昨今は、物価や光熱費が高騰しています。飼い主の方が暮らしていくための費用とペットにかかる費用とのバランスをどのようにして取るかは、頭を悩ませるところではないでしょうか。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。

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【参考文献】

・アニコム損害保険のニュースリリース. “2023最新版 ペットにかける年間支出調査”. 2024-03-07.
https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2023/20240307/
・アニコム損害保険のニュースリリース. “【2021最新版】ペットにかける年間支出調査”. 2022-03-02.
https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2022/20220302/

テクノロジーでペットを幸せに 「ペットテック」

2024年07月23日

「ペットは家族の一員」という考え方の広まりや、ペットの高齢化の進行などにより、ペットケアに関する高品質の商品・サービスが増えています。そのような状況下で、IoTやAIといったテクノロジーを活用してペットの飼い主を支援する「ペットテック」が近年、急速に進歩しています。
新型コロナウイルス禍が落ち着き、外出の機会が増えたことで、ペットテックへの関心が高まっています。住まいに関するSNS「ルームクリップ」では、ペットテックに関するさまざまな商品の2023年の検索水準が、コロナ禍前の2019年の7〜10倍以上になっています。
そこで今回は、「ペットテック」を取り上げ、その種類と代表的な商品をご紹介します。

ペットテックとは?

「ペットテック」とは、以前から存在するペット関連の商品やサービスにIoTやAIといったテクノロジーを組み合わせて、従来にはなかった便利さや価値を提供する商品やサービスをいいます。量販店などでは、「ペット家電」と称して商品が販売されていることもあります。
ペットテックを活用することで、大切なペットの健康を守ると同時に、飼い主の手間や負担も軽くなります。その結果、ペットにとっても、飼い主にとっても、快適な暮らしをサポートできます。
ペットと長く暮らしていくために、ペットと共に生活するうえで生じる不安や悩み、不便さをテクノロジーの力によって解消できるペットテックは今後ますます、需要が高まっていくことが予想されます。

ペットテックの主な種類

犬・猫の熱中症の初期症状としては、次のようなものが挙げられます。
ペットテックは主に、5種類に分類されます。その内容を次の表にまとめました。

【ペットテックの種類】

分類商品・サービス例
オンラインコマースペットのフードやおやつ、消耗品などのオンライン販売、オンラインによる各種サービスの提供
ハードウエア見守り用ウェブカメラ、双方向・電動式玩具など
健康管理とトラッキングウエアラブルデバイス、健康モニター、運動量測定器、トリミング用品、身元確認など
自動化自動給餌器・自動給水器、自動ドア・自動フェンス、自動清浄機能付きトイレなど
プラットフォーム(C2C※1、MOM※2)ペットホテルの予約、ペットシッターのマッチングアプリ、獣医師との相談アプリなど

※1 個人(一般消費者)の間で行う取引をいいます。
※2 異なるプラットフォーム間でアプリケーション同士が双方向に情報をやり取りするためのソフトウェアをいいます。

上の表にあるとおり、ペットテックといっても、その内容は多種多様です。近年、ペットや飼い主の行動パターンは、一様ではなく、多様化・複雑化しています。それに伴って、さまざまな商品やサービスが登場しています。

ペットテックの代表例

最後に、ペットテックの代表的な商品をご紹介したいと思います。ホームセンターや家電量販店のほか、インターネット上でも入手可能なものをピックアップしました。

ペットカメラ(見守りカメラ)

ペット専用の見守りカメラは、ペットテック商品の中でも特に人気があります。外出先でも、スマートフォンの画面から、ペットの様子をリアルタイムで見たり、ペットに声をかけたりすることができます。
最近のペットカメラは、さまざまな機能が充実しているのが特徴です。例えば、映像を録画してダイジェストとして編集してくれる商品は、忙しい時でも短時間でまとめてペットの様子を確認できます。また、動いたものを検知(動体検知)して自動的に録画する機能を搭載した機種も増えています。
「旅行先からでも猫の様子を見られて、便利さを実感した」と言うペットカメラのユーザーの方もいます。ペットカメラがあれば、自宅を長時間留守にしていても安心ですね。

自動給餌器(オートフィーダー)

自動給餌器は、設定した時刻に、設定した量のフードを与えてくれます。留守中でも安心なのはもちろん、決められた量を正確に給餌できるため、ペットの食事管理、ひいては健康管理にも役立ちます。
ペットには、フードだけでなく、水も切らさずにあげる必要があります。そうしたことから、自動給餌器と自動給水器がワンセットになった商品もあります。
旅行する際、以前は、ペットを動物病院に預けていたという自動給餌器のユーザーの方によれば、「自動給餌器を導入してみると、ペットも問題なく利用できた。そのため、高額でペットの嫌がる動物病院にわざわざ預ける必要がなくなった」とのこと。自宅でのペットの世話を自動化することによる恩恵を享受している方も多くいます。

スマートトイレ(全自動トイレなど)

猫がトイレに入ると、センサーが感知して、自動的に排せつ物を処理してくれるトイレがあります。それが、全自動トイレです。保護猫を飼われている、経済評論家の勝間和代さんも、自身の動画チャンネルにおいて、全自動トイレが便利で役立っていると、おススメされていました。全自動トイレは常時、トイレを清潔な状態に保ってくれます。トイレ掃除の手間が減らせるだけでなく、ニオイもあまり気にならなくなります。
全自動トイレのほかにも、猫の毎日の尿量や排尿回数などのデータを分析することにより、アプリを通じて猫の健康管理ができるセンサー付きのペットトイレもあります。
このように、それまでは把握が難しかったペットの健康状態を管理できる商品も登場しています。

ペットは、癒しの対象であるとともに、人生の相棒です。
愛するペットとは、1日でも長く過ごせるようにしたいもの。
ペットテックを活用して、大切なペットと安心して触れ合う時間をさらに作ってみてはいかがでしょうか。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。

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目的によって変えられる? ジュウシマツのさえずり 東北大が発見

2024年07月12日

ジュウシマツ(十姉妹)は、性格が温和であるため、ペットとして飼育しやすい小鳥です。
ジュウシマツを見ていると、「さえずり」と呼ばれる、連続した長い鳴き声を発することに気付きます。ジュウシマツは、さえずりを通じて、コミュニケーションを取ることが知られています。
そのジュウシマツのさえずりに関して最近、新しい発見がありました。
今回は、ジュウシマツのさえずりに関する、東北大学の研究グループによる最新の研究成果をご紹介します。

複雑なさえずりを身に付けた「幸福を呼ぶ鳥」

ジュウシマツは、インドや東南アジアに生息する「コシジロキンパラ」という小鳥を、江戸時代に日本で改良して飼いならしたものです。スズメよりも少し小さいサイズの鳥です。九州の大名たちの間では、「幸福を呼ぶ鳥」として、飼育するのが流行しました。

ジュウシマツでさえずりを発するのは、オスだけです。ジュウシマツのオスは、ヒナの頃から、自分の父親を含めた複数のオスのさえずりを聴いて後天的にさえずりを覚えることがわかっています。このように耳から聴いた声をまねて発音できる動物は、ジュウシマツやオウムなどの一部の鳥類と、イルカやシャチなどのクジラの仲間、そして人間だけです。

ジュウシマツのさえずりは、祖先のコシジロキンパラとは全く異なり、文法的な構造をもつ、複雑でオリジナリティに富んだものであるとされています。

鳥類のなかには、天敵が現れた場合、相手によってさえずりの仕方を変える鳥がいます。しかし、それが、仲間に警戒シグナルを伝えようとして意図的に変えているのか、それとも、恐怖のような情動により結果として変わっていたのかは、わかっていませんでした。

ごほうび欲しさに、さえずりの仕方を変える

東北大学大学院 生命科学研究科(宮城県仙台市青葉区片平)の研究グループは、まず、さえずりを瞬時に文字化するコンピュータープログラム(SAIBS)を開発します。このプログラム用いてジュウシマツのさえずりを文字に置き換えてみたところ、さえずりがいくつかの音の組み合わせから構成されていることがわかりました。

次に、ジュウシマツを使って実験を開始。実験では、特定の音が一定回数を上回った場合に、「報酬」としてジュウシマツに仲間の動画をモニターで見せる「条件づけ」を繰り返しました。条件づけを1~2週間続けた後、特定の音の回数は、条件づけの前よりも増えました。一方、仲間の動画を見せなかった日や、特定の音を繰り返さなくても動画を見せた日には、変化がありませんでした。このようなことから、ジュウシマツが「仲間の姿を見る」という目的のために、意図的にさえずりの内容を変えていることがわかりました。

ジュウシマツに仲間の動画を見せると、モニターに映った仲間に向けて盛んにさえずりを発します。その姿はまるで、仲間に話しかけているようにも聞こえるそうです。ジュウシマツは、仲間の動画を見ると、明らかにさえずりのパターンを変えるのです。興味深い発見ですね。

報酬欲しさに音声を変える。人間社会でも、そういう人、いませんか?

さえずり研究は、人の脳の仕組み解明に役立つ

今回の研究では、ジュウシマツが人間の言葉のように、目的や状況に応じて、柔軟に音声を使い分ける能力があることがわかりました。このことは、動物の音声コミュニケーションが、それまで考えられていた以上に、人間の言語コミュニケーションに近い可能性があることを示しています。

また、ジュウシマツのさえずりの使い分けには、ジュウシマツの脳内の特定の神経回路が関与していることも明らかになりました。

神経細胞自体は、小鳥と人間とでは基本的にそう変わらないとのことです。研究グループは今後、今回の研究成果を、人間の言葉が脳内でどのように作られ認識されているのかを解明することにつなげたいとしています。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫はもちろん、小鳥、ハムスターやリス、ウサギなどの火葬も受け付けています。動物の体長は75センチメートルまで、体重は15キログラムまで対応可能です(詳細は、お問い合わせください。)。

仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。

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【参考文献】

・東北大学のプレスリリース. “鳥はさえずりの内容を目的に応じて柔軟に変えられる:さえずり中の音をテキスト化するプログラム開発によって判明”. 2024-04-24.
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv_press0425_01web_bird.pdf