墓地には、「墓地」、「霊園」、「墓苑」、「公園墓地」、「メモリアルパーク」など、さまざまな呼び方があります。これらの間に、意味の違いはあるのでしょうか?
今回の記事では、その疑問に迫ってみたいと思います。
「墓地」とは、お墓のある区域をいいます。管理事務所や休憩所などの付帯施設も通常は、墓地に含まれます。お墓や埋葬、火葬、改葬などに関するルールを定めた「墓地、埋葬等に関する法律」では、「墓地」を「墳墓を設けるために、墓地として都道府県知事の許可を受けた区域」と定義しています。なお、「墳墓」とは、お墓のことです。「墓地、埋葬等に関する法律」には、「霊園」および「墓園」という言葉は出てきません。
「霊園(霊苑)」は、墓地とほぼ同じ意味です。霊園という言葉の起こりは、1935年(昭和10年)に東京都が開設した「八柱(やはしら)霊園」(都立霊園ですが、千葉県松戸市に所在)といわれています。同霊園の開設をきっかけとして、霊園という言葉は一般化されました。1952年(昭和27年)には、「東京都霊園条例」において霊園という言葉が使われました。最近では、花壇や植栽に配慮された公園のようなつくりが、霊園の主流となっています。
そして、「墓園(墓苑)」はといいますと、まちづくりのルールを決める法律である「都市計画法」に登場する言葉です。その意味は、墓地や霊園とほぼ同じです。『広辞苑(第七版)』にも、「多くの墓を集めた地域。墓地。霊園」と記載されています。都市計画法では、墓園は、公園や緑地、広場とともに、「公共空地(くうち)」の1つとして位置付けられています。「公共空地」とは、国や自治体が管理し、一般人が利用できる、建物に占有されていない土地をいいます。ちなみに、東京都の公営墓地はすべて、都市計画法上の墓園です。仙台市内にも、そのような墓園があります。
墓地の中には、「〇△公園墓地」や「●▲墓地公園」という名称の所も見られます。「公園墓地」とは、敷地内に木や草花を植え、一見すると公園のような墓地をいいます。あれ?「公園のような」というフレーズは先ほど、霊園の説明にも出てきましたよね。近年、開設された霊園は、公園墓地の形態を採っている所が多くなっています。これは、墓地らしくない公園のようなスペースをつくることにより、周辺住民の方の賛意を得るようにしたためです。遊歩道を巡らしたり、芝生ガーデンやフラワーガーデン、噴水、小川や池が整備されていたりする公園墓地もあります。公園墓地の登場によって、日本における墓地やお墓に対するイメージは変わりつつあります。
「メモリアル〇▲」や「●△パーク」といったカタカナ表記の施設も、目にすることがあります。その代表格である「メモリアルパーク」は、共同墓地や納骨堂、公園などが一体的に整備された、故人を供養したり追悼したりするための施設をいいます。日本では主に、民間事業者や自治体が運営する郊外型の霊園に、メモリアルパークという名称が使われています。メモリアルパークは、法律(「墓地、埋葬等に関する法律」)上は墓地に分類され、あくまでも運営者が付けた呼び名にすぎません。『現代用語の基礎知識』の2019年版にも、「共同墓地の美称」とあります。なお、米国では、英語の“memorial park”は、共同墓地の意味で用いられています。韓国にも、メモリアルパーク(메모리얼파크)という名前の付いた共同墓地があります。
日本に本格的なペット霊園が誕生したのは、大正時代になってからです。ペット霊園は当初、皇族や政財界人などの富裕層が飼育していたペットを対象としていました。1960年代からは、寺院や民間事業者によって、一般向けのペット霊園が次々に開設されました。ペット霊園は、2000年代に急速に増えました。
現在、ペット霊園およびペット葬儀社は、全国に千数百社あるといわれています。
最後に、ペットの火葬の歴史についても、簡単に紹介したいと思います。
わが国におけるペットの火葬は、1953年(昭和28年)ごろに、東京都内の民間のペット霊園が火葬炉を設置して火葬したのが始まりとされています。人間の火葬が多くなっていくのに伴い、ペットの葬法も土葬から火葬へと変化していき、現在に至っています。
仙台市泉区の「いずみペット霊園」は、開園20年を迎えます。
「いずみペット霊園」は、ペットの火葬から、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊園」までお気軽にご相談ください。
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