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ペットも化学物質に困っている

2025年07月15日

市販されている家庭用洗剤や柔軟剤などには、香料、界面活性剤や塩素系洗浄剤、マイクロカプセルといった化学物質が含まれ、中には、毒性の高い物質があります。こうした化学物質は、人間だけでなく、ペットの犬や猫にも健康被害を及ぼしています。特に、香料に起因する健康被害は「香害」と呼ばれ、近年、注目されています。
そこで今回は、家庭用の洗剤・柔軟剤などによるペットの健康被害の事例をご紹介したいと思います。

洗剤・柔軟剤などによるペットの健康被害

これまでに、家庭用の洗剤・柔軟剤などに含まれる香料に起因すると疑われる、ペットの健康被害が報告されています。
ここでは、滋賀県内で動物病院を経営されている小宮みぎわ獣医師(東北大学農学部出身)が実際に診療した犬・猫のケースを紹介しましょう。

【症例1】毛が抜けて皮膚がむき出しになった小型犬

小型犬のポメラニアンは、数年前から毛が抜け始め、来院時には胴体にほとんど毛がなく、皮膚がむき出しの無残な姿でした。
飼い主の方は、「どこの動物病院に行っても治らない」と、困り果てた様子。
獣医師が飼い主の方に、自宅で使用している洗剤を確認すると、人間の衣類は、高残香性洗剤(衣類に香りをつけ、それが長持ちすることをうたった洗濯用洗剤)と高残香性柔軟剤で洗い、ポメラニアンの毛布は、犬用の洗剤で洗っているとのことでした。
そこで獣医師は、石けんで人間とポメラニアンの衣類などを洗うことを提案します。飼い主の方がすぐに石けんに切り替えたところ、半年後には、ポメラニアンの皮膚がやわらかくなってシミも薄くなりました。そして、しっぽや足の毛も、ふさふさになったのでした。

【症例2】元気も食欲もなくなってしまった猫

日本猫(雌、3歳)は、来院日の朝から、元気消失と食欲低下に加え、流涎(りゅうぜん、りゅうせん。よだれを流すこと)が止まりません。来院時に実施した血液検査では、肝機能の悪化を示す指標であるALT値と、腎機能の悪化を示す指標であるクレアチニン値が高いことが認められました。
さらに詳しく飼い主の方に問診したところ、来院する1~2日前から、洗濯時に高残香性柔軟剤を使い始めたとのことでした。飼い主の方が着用している衣類からも、強い香料の臭いがしました。
これらのことから、獣医師は、高残香性柔軟剤の使用中止を提案します。高残香性柔軟剤の使用をやめてから数日後に、すべての症状がなくなりました。また、体重も増加しました。血液検査でも、異常は見られませんでした。その後も、症状の再発はありません。

【症例3】香り付きペットシーツによる猫の被害

雑種の子猫(雄、4~5か月齢)は、元気消失と食欲低下が認められ、成長期であるにもかかわらず、来院する1か月ほど前から体重が減少していたため、飼い主の方が診察のために連れてきました。
問診の結果、香り付き(香料付き)のペットシーツを使用していることが判明します。獣医師はペットシーツの香害を疑い、飼い主の方が、香りのないペットシーツに切り替えたところ、症状は、来院した日の翌日からなくなりました。そして、体重も増加に転じました。

ペット用品であっても安心できない

これまで紹介してきましたように、飼い主の方が洗剤や柔軟剤を石けんに切り替えたり、使用しないようにしたりすることで、ペットの症状が改善したケースが多くなっています。
しかし、「症例3」にあるように、香り付きのペットシーツなどの市販されているペット用品が原因とみられるケースもあります。ペット用品だからといって、決して安心できません。香り付きのペットシーツ以外にも、ペット用の歯磨きシート、香り付きの猫砂、消臭除菌効果をうたっているお尻拭きなどのペット用ウエットティッシュ、消臭剤や芳香剤などによって、ペットは、毛が抜けたり、嘔吐(おうと)や下痢、呼吸困難などを引き起こしたりしています。

注意したい化学物質

上でご紹介した症例では、ペットの健康被害の原因と疑われる洗剤などには、いずれも、香料が含まれていました。人工的に作られた香料は、揮発性であるため、空気を汚染して、シックハウス症候群と同様に健康被害を引き起こします。香料の一部には、明らかな発がん性が認められています。また、自然界で分解されにくいため、体内や環境中に蓄積することも知られています。

香料のほか、洗剤や柔軟剤などに含まれる、問題となる化学物質は、第四級アンモニウム塩などの界面活性剤、香料を封じ込めて長期間香りを持続させる「マイクロカプセル」、塩素系洗浄剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムなど、さまざまな物質があります。

人間よりも化学物質を取り込みやすい

犬や猫は、人間よりも体が小さく、肝臓の解毒能力も劣ります。また、化学物質が多い床に近い、低い空間で過ごしているため、化学物質の影響を受けやすくなります。犬や猫では、毛に化学物質が付着する場合があります。特に、猫は、グルーミングの習性によって、呼吸による化学物質の吸入に加え、毛に付着した化学物質をなめ取ることで口から摂取する量も多くなります。

一般に最も化学物質の影響を受けやすい動物は、鳥とされます。その次に猫、犬、人間の乳幼児と続き、最後に成人となります。

洗剤や柔軟剤などに含まれる香料、第四級アンモニウム塩、マイクロカプセルの原料由来の化学物質である「イソシアネート」などは、毒性が高いため、密閉された室内で頻繁に使用することにより、空気中に高濃度で浮遊します。その結果、より感受性の高い人間の子どもや小動物に健康被害が発生するリスクが高くなります。

気づかないうちに、ご家庭で普段お使いの洗剤や柔軟剤などが、ペットの負担になっている可能性があります。大切なペットの健康を考えて、製品の成分表示などを一度チェックしてみましょう。

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