現在、さまざまな調査機関が、ペットにまつわる調査を実施して、その結果を公開しています。調査結果からは、飼い主の方の行動や心理状態、考え方などに関する傾向が見えてきます。
当サイトでは、そうした調査結果を公開後できる限り早いタイミングで、ご紹介しています。
今回は、マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティングが2024年10月に実施した「ペットに関する調査(2024年)実態編」の結果をご紹介します。この調査では、宮城県を含む日本全国に在住する20歳~69歳の男女5000人の方を対象に、ペットに関わる実態や意識、行動などをインターネット上で聴取しました。
調査時点でペットを飼育している方(以下、「現飼育者の方」ということもあります。)は、21.3%いました。過去に飼育していたが、調査時点で飼育をやめている方は、25.7%でした。47.0%の方が、ペットの飼育経験がありました。
調査時点でペットを飼っている方に対して、ペットを飼うようになった理由を尋ねると、「家族が飼いたがった、もらってきたので」が26.7%と最も多く、「癒し・安らぎが欲しかったので」が26.0%、「一目見て気に入って」が20.4%という結果となりました。
次に、ペットを飼っていることのメリット(良いこと)を聞いたところ、「癒される」が69.0%と最も多く、これに「楽しい」が45.7%、そして「家庭内の会話が増える」が37.0%と続きました。先のペットの飼育理由においても回答数が多かったように、飼い主の方は、ペットに癒しや安らぎを求めていることが分かります。
犬と猫とを比べると、特に、犬の飼育者の方のほうが、猫の飼育者の方よりも「コミュニケーションの輪が広がる」点と、「生活が規則的になる」点でメリットを感じているようです。これは、犬が人とコミュニケーションを取りやすいこと、そして、散歩を通して生活のリズムが安定しやすいことなどが要因として考えられます。
さらに、ペット関連サービスの利用状況も聞きました。
その結果、調査時点で犬を飼育されている方が利用しているサービスは、「かかりつけ獣医のいる病院」が68.5%、「トリミング・美容関係」が55.1%、「健康を考えたペットフード(原材料や無添加などにこだわっているフード)」が46.0%、そして「ペット保険(入院・通院・手術など)」が44.0%と多くなっていました。また、猫の飼育者の方で多く利用しているのは、「かかりつけ獣医のいる病院」が62.7%、次いで「健康を考えたペットフード」が41.3%でした。
調査時点では利用していないが、将来利用したいまたは利用する予定のペット関連サービスについても調査しました。
その結果、犬・猫の現飼育者の方の4割近くが「お墓・供養・お葬式」のサービスを挙げています。また、「ペットホテル・一時預かりサービス」は、犬の現飼育者の方の30.2%、そして「留守番見守りカメラ・自動餌やりなどのIoTツール」は、犬・猫の現飼育者の方の25%前後が、利用する意向または予定のあることが分かりました。これらの3種類のサービスは、調査時点で利用している方が20%に満たないことから、今後、利用されるケースが増えていくと予想されます。
最後に、過去に飼っていたペットが亡くなった後、ご遺体をどのようにして葬ったかを聞いた結果をご紹介したいと思います。
結果は、「敷地内の土に埋めた」が31.9%と最も多くなりました。次いで、「火葬し、遺骨はペット専用お墓に埋葬した」が23.3%、「火葬し、遺骨は自宅において供養している」が22.0%となりました。この結果から、ペット飼育経験者の方の半数近くが、ペットの火葬を経験していることが分かります。
自宅の庭などの自分の所有地に穴を掘ってペットのご遺体を埋めてお墓をつくること自体は、違法ではありません。かつては、一般的な葬り方でした。ただし、ペットのご遺体を埋葬したことにより、悪臭が発生するなどして他人に迷惑をかけてしまった場合には、法律上の問題になりかねません。また、土中に埋葬すると、ご遺体に存在する病原菌による感染や土壌汚染の恐れもあります。そうしたことを背景に、現在では、ペットが亡くなった後、火葬して供養する飼い主の方が多くなっています。
仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、犬・猫をはじめ、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。
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【参考文献】
・クロス・マーケティング社のニュースリリース. “ペットに関する調査(2024年)実態編”. 2024-10-29.
https://www.cross-m.co.jp/file/news_release_20241029_1.pdf