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マンション生活とペット飼育

2024年09月27日

少子高齢化や単身世帯の増加によって、ペットは「家族の一員」という考え方が広まっています。加えて、犬や猫の室内飼育も浸透しています。それに伴って、ペット飼育が可能なマンションやアパートも増えてきました。
今回は、マンション生活におけるペット飼育の問題について、取り上げたいと思います。

ペット飼育可の分譲マンションが多くなったのは、2003年から

マンションみらい価値研究所の調査(https://www.miraikachiken.com/report/220804_report_01)によれば、2003年を境に、ペット飼育可の新築分譲マンションが急増しているとのことです。その背景としては、1997年に、国土交通省が改正「中高層共同住宅標準管理規約」において、ペット飼育を「規約で定めるべき事項」と初めて記載したことにより、ペットに関する規約の作成を促したことが挙げられます。また、2002年に、株価がバブル崩壊後最安値を記録するなど、景気が後退した世の中で、ペットに救いや心の癒しを求める人が増えたことも関係しています。
現在では、ペット飼育不可の新築分譲マンションを見つけるのは難しくなっています。

新築分譲マンションでペット飼育可が主流になってきたことを受けて、既存マンションでも2003年以降、ペット飼育禁止からペット飼育可にルール(管理規約)を変更するマンションが増えてきました。また、賃貸マンションでも、ペット飼育可の物件数は年々増える傾向にあります。

ペット飼育は、「マンション3大トラブル」の1つ

他方、国土交通省が実施した「令和5年度マンション総合調査」(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001750161.pdf)によると、分譲マンションの「居住者間の行為、マナーをめぐるトラブル」のうち、「生活音」が43.6%と最も多く、次いで「違法駐車」が18.2%、そして「ペット飼育」が14.2%とのことです。この「生活音」、「違法駐車」、「ペット飼育」は、「マンション3大トラブル」といわれています。

最近では、ペット飼育可のマンションが多くなったり、全般的に飼い主の方の飼育モラルが高くなっていたりはしています。とはいえ、多くの人々が暮らすマンションでは、依然として、一部のモラルに欠ける飼い主がいるため、ペット飼育に関するトラブルはなくなりません。

飼い主の方の小さな心掛けが大事

マンションにおけるペット飼育に関するトラブルの多くは、飼い主の方が建物内の共用部分に犬を連れ出す際に起こりやすくなります。例えば、「エレベーター内におしっこをした形跡がある」、「共用部分の廊下にふんや抜け毛が放置されている」、「共用部分の廊下やエントランスで犬を放している」などです。このような行動は、ルールを守らない飼い主のモラルの問題です。

ペットアレルギーや過去のトラウマを抱える住民だけでなく、ペットが特に好きでも嫌いでもない住民にとっても、ペットの排せつ物や抜け毛、鳴き声などが心地良いはずがありません。また、ペットは、飼い主の方にとっては家族の一員であっても、他人から見れば動物です。ペットが動物である以上は、行動や習性、臭いなどが他の住民に対して不快感を招く恐れがあります。
このように、飼い主の方と近隣住民との意識の差が、無用のもめ事を生む原因となっています。

ペットをめぐる飼い主の方と近隣住民との間の調整は、簡単ではありません。たとえ問題が解決したとしても、後に感情的なしこりが残ることもあります。
しかしながら、飼い主の方の小さな心掛けが、同じ屋根の下で暮らす近隣住民の生活の平穏を守るだけでなく、飼い主の方自身、そしてペットが幸せに暮らすための第一歩であることを十分に認識する必要があります。

マンション生活とペットのいい話

マンション生活とペットとの関係は、ネガティブな話ばかりではありません。いい話も多くあります。
マンション事情に精通している、住宅評論家の櫻井幸雄氏は、著書『資産価値を高めるマンション管理の鉄板事例48』(ダイヤモンド社発行)のなかで、ペットを飼っているマンション住民と管理人との心温まるエピソードを紹介されています。その一部を以下に示します。

・マンション上階から落下して衰弱していた飼い主不明のハムスターを、管理人が発見。自費で動物病院の診察を受けさせたところ、ハムスターは無事に回復した。後に判明した飼い主の方から、大いに感謝された。

・マンションに単身で暮らす老婦人の方が、かわいがっていた小型犬に先立たれた。それを知った管理人が、お供えのドッグフードと線香を持ってお悔やみに行くと、話相手のなくなった老婦人の方から、涙ながらに感謝された。

ペットは、生活に潤いと癒しを与えてくれる大切な存在です。
マンションでは、飼い主の方に加え、近隣住民を含めた穏やかなペットとの生活を実現・維持していくことが重要です。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
仙台でペットの火葬のこと、お墓のことをお考えの方は、「いずみペット霊苑」までお気軽にご相談ください。

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