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ペット供養は変わり者のすることだった? ペットを巡る時代による意識変化

2023年12月21日

皆さまにとって、ペットはどのような存在ですか?
現在は、「ペットは家族のような存在」と考える飼い主の方が多くなっています。
そのような大切な存在ですから、「ペットの死にはきちんと向き合いたい」という飼い主の方も増えています。
にわかには信じがたいことですが、かつては、ペットを家族として扱ったり、ペットを人間と同様に供養・葬送したりすることが「おかしい」と感じられていた時代がありました。

今回は、ペットを巡る時代による世間の意識の変化について、お話ししたいと思います。

現在、ペットは「かけがえのない家族の一員」

一般社団法人 日本ペットフード協会によると、2022年の日本国内で飼育されている犬と猫の数は、約1590万匹と推計されるとのことです。その数は、2022年4月1日現在の15歳未満の子どもの数1465万人(総務省統計局によるデータ)を上回ります。私たちは現在、子どもの数よりも犬・猫の数のほうが多い社会に暮らしています。

人間とペットとの関係も、時代とともに変容しています。番犬やネズミ駆除などの人間の暮らしに役立たせることを目的とした時代から、「かけがえのない家族の一員」と認識される時代へと変わりました。このことは実際に、さまざまな調査結果からも明らかになっています。例えば、アイペット損害保険株式会社が、犬・猫を亡くした経験のある方1000人を対象に2023年に実施した「ペットロスに関する調査」では、8割近くの方がペットを家族のような存在と捉えていました。

今やペットは、大切な家族の一員として、なくてはならない存在となりました。

ペットを供養する人は「変わり者」とされた明治~昭和期

一方、明治から昭和時代にかけては、ペットの供養・葬送は、世間の目に違和感のある行為に映りました。それに加えて、ペットを家族のような存在と捉える考え方は、現在とは違い、主流ではありませんでした。
例えば、明治13年(1880年)の読売新聞の記事には、かわいがっていたペットの犬[狆(ちん)]が亡くなった際に、飼い主夫婦が僧侶を呼んで読経してもらい、遺体を東京・深川の墓地に埋葬した、という話題が掲載されています。記事の最後は、愛犬家夫婦を「よっぽどの変わり者」と結んでいます。明治から昭和時代にかけて、新聞には、ペットの供養・葬送に関する話題がいくつも掲載されていました。こうした話題が新聞に登場することからも、ペットに対し人間と同様に供養して墓地に埋葬する行為は当時、世間から奇妙な目で見られていたのです。

新聞だけでなく、テレビドラマにも、ペットを家族のように扱うことに抵抗を示す人がいた世の中だったことがうかがえる描写がありました。
昭和48年(1973年)に日本テレビ系列で放映された刑事ドラマ「太陽にほえろ!」(石原裕次郎ら出演)では、失踪した犬を懸命に探す高齢の飼い主に対して、「犬なんか探して何になる」という世間の冷たい反応が描かれています。昭和48年の時点では、飼い主がペットと家族同然に接することが、滑稽な出来事として処理されていました。放映当時の視聴者には、それほど違和感がなく受け入れられたとしても、現在の感覚からすると、違和感を覚えてしまいます。

ペットが「家族」として認識されるようになったのはバブル期から

ペットに対するイメージが変わってきたのは、1988年から1991年にかけての、いわゆる「バブル期」の頃からです。
この頃になると、ステータスとして、ラブラドールやシベリアンハスキーといった大型犬を飼うことが流行しました。
また、バブル期には、佐々木倫子作の漫画『動物のお医者さん』(白泉社)のコミックスが2000万部以上を売り上げ、人気を博しました。この作品では、ペットの気持ちをせりふとして書き込むことにより、ペットがまるで人間であるかのように描写されていました。後にテレビドラマ化もされた『動物のお医者さん』は、「ペットの人間化」をさらに促進させたといえます。

その後、バブルは弾け、大型犬の流行は廃れます。しかし、トイプードルやチワワを中心とする小型犬ブームとなった現在でも、ペットは家族の一員として認識され続けています。

仙台市泉区の「いずみペット霊苑」では、ペットの火葬、納骨、供養まで、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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